カジノでイカサマや不正行為がバレたらどうなるの?世界中のさまざま事例を紹介

ドラマや映画でギャンブラーがイカサマを行い、カジノから華麗に大金を手に入れたり、逆にカジノ側が不正を働いているシーンを見たことがある人も多いかと思います。現実では、プレイヤー側もカジノ側もイカサマを行うことは犯罪行為であり、厳罰の対象となる行為なので注意しましょう。

まず最初に結論からになってしまいますが、カジノでイカサマをしてしまったら、以下のような処分を受ける可能性があります。

  • 出禁
  • ブラックリスト入り
  • 勝利金の没収
  • 事情聴取
  • 罰金刑
  • 禁固刑

イカサマで得られるメリットよりも、デメリットの方が多いのでイカサマしない方がいいでしょう。

逆にカジノがイカサマしていることもあるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、基本的にはカジノは現地の当局から許可を得て運営されているのでそういった不正が発覚した場合に運営できなくなってしまうため行っている可能性はほぼ0%です。

本記事では、利用者側もしくはカジノ側の不正が発覚した場合どのようなことが起こるのか?といったことを、これまで起きた事例をもとに解説していきます。

カジノがイカサマや不正行為を行った場合

はじめに、カジノ側がイカサマや不正行為を行った場合、どのようなことが起こるのかを解説していきます。
カジノ側が行う不正行為の中には、ゲームをあからさまに操作していたり、プレイヤーが負けるようにスロットの乱数を調整するといったことが挙げられます。しかし、一部の闇カジノといった違法に運営されているカジノを除き、不正行為で摘発されたカジノの数はとても少なく、過去10年間で劇的に減少しています。
カジノ側の不正行為が発覚した場合は、以下のような処罰を受ける可能性があります。

多額の罰金

不正行為が発覚したカジノは、政府と規制当局の両方から多額の金銭的罰則を科せられることがあります。例えば、オーストラリアのシドニーで運営している「クラウン・リゾーツカジノ」は、過去に1億2千万ドル (約160億円) という罰金を科せられたことがあります。

運営ライセンスの取り消し

不正行為のあったカジノは、その国の規制当局から運営ライセンスを取り消される可能性があります。運営ライセンスの取り消しは、イカサマなどの不正行為の他に、マネーロンダリング (資金洗浄) やカジノが違法な行為で資金を得ている場合にも該当します。ライセンスが無くなってしまうと、そのカジノは運営を行うことができなくなり、結果的に廃業となってしまうリスクがあります。同じくオーストラリアのシドニーにある「ザ・スター」では、マネーロンダリングの発覚後、ライセンスが停止される問題に直面しました。

刑事罰を問われる

カジノが不正行為で摘発された場合、刑事責任を問われることもあります。マネーロンダリングやイカサマ、カジノゲームの不正な操作など、カジノの不正行為が刑法に抵触していた場合、カジノの運営者だけではなく、従業員や関係者までが刑事告訴される可能性があります。

信用を失う

カジノが実際に不正行為を行っていた場合、信用を失うのは想像に難くないでしょう。基本的にギャンブルにおいて顧客からの信用は一番大切な部分であり、イカサマや不正行為が行われていたと発覚すれば、その後そのカジノを利用しようと思う顧客は皆無と言えます。不正行為による評判の低下は、罰金や刑罰よりも重く、苦しいものとなりえます。

利用者・プレイヤーがイカサマを行った場合

カジノでのイカサマや不正行為は、アメリカやヨーロッパを含む世界中のほとんどの地域で違法とされています。
もし、利用者が不正行為を行い、それが発覚した場合はどのような罰則があるのかは地域や不正内容によって異なります。

地域による違い

マカオやモナコ、ラスベガスなど世界中のさまざまな国でカジノは運営されており、不正発覚時の罰則はその国の法律や管轄区域の規則によって異なります。また、各カジノによって方針やガイドラインも異なるため、同じ不正行為でも出禁で済む場合もありますし、刑罰を受けることもあり得ます。

不正行為の重大性

イカサマや不正行為と言っても、さまざまな種類やケースがあり、全てが同じように処分されるわけではありません。例えば、カードカウンティングスロットマシンへのハッキングを比較すると、カードカウンティングは不正行為というよりもむしろ技術に近いため、刑罰を受ける可能性は少ないと言えます。

初犯と再犯

カジノでのイカサマが初めての場合と繰り返し行われていた場合では、起訴される可能性、量刑の重さが異なります。再犯の場合は、より厳しい処分や多額の罰金、またはより長い懲役刑が科されることがあります。

基本的に通報されるかされないかは、カジノのピットボスの判断になることが多いみたいです。

ピットボスとは、カジノの現場責任者です。

年齢

万が一、カジノでイカサマを行なっていたプレイヤーが未成年だった場合、重い罰則を受ける可能性は少ないと言えます。カジノ側は未成年者の入場を事前に防ぐ責任があるからです。逆に高齢者の場合も、カジノから出禁を言い渡されるだけで済む場合があり、重い罰則から免れる可能性があります。国や地域、カジノの対応によって異なるため、あくまで可能性の話しであることにご注意ください。

カジノで行われる代表的なイカサマ

カジノで行われるイカサマや不正行為にはどのようなものがあるのでしょうか?いくつかの事例をご紹介いたします。

(1) 球が落ちた瞬間にベットする

この方法は、ルーレットの球が数字に落ちると同時に、その数字にベットするというイカサマです。一見難しそうに見えますが、特に高等な技術を必要とせず、球が落ちた瞬間に賭けるため必ず勝つことができます。19世紀の頃から使われはじめ、今もなおカジノ業界を悩ませているイカサマとして有名です。
そのシンプルな性質上、誰でも行うことができますが、必ず成功するとは限りませんし、実践するのはやめた方がいいでしょう。ルーレットで遊んだことがある人はご存知かと思いますが、ルーレットでは「No More Bet」のコール以降に賭けることは禁止行為となっています。間違ってもコールされた後にベットを行わないようにご注意ください。
たとえタイミング良く、ディーラーやスタッフに気づかれなかったとしても、最近のカジノはルーレットテーブルの周りや天井にカメラを設置しているため、バレる可能性が非常に高いです。また、注意された後に何度も繰り返すと、カジノから出禁処分を受けたり、最悪の場合通報される場合もあります。

(2) ディーラーとの結託

テレビや映画で、プレイヤーとディーラーが結託してイカサマが行われるシーンを見たことがある方も多いのではないでしょうか?ディーラーと結託して行わえる不正はルーレットからブラックジャックなど多くのカジノゲームで使われます。通常通りにゲームが流れていくので、カジノ側からも気づかれにくく、大金を巻き上げることも可能です。
カジノの外で計画が練られ、プレイヤーは結託しているディーラーのテーブルでのみゲームを行います。多くの場合、プレイヤーが勝った際にディーラーがこっそり払い出す金額を増やしたり、プレイヤーがゲームの途中で後からベットしたのを「見ていないふり」をするケースが多いです。
この不正行為は、カジノのスタッフが少ない午前中や夜中の時間帯に行われます。理由としては、他のプレイヤーやピットマネージャーに疑われることなく実行することができることが挙げられます。ピットマネージャーやフロアマネージャーも結託して行われているケースも存在します。

(3) スプーンを使ったイカサマ

このスロットのイカサマは現代ではあまり聞く機会がないと言えます。一昔前、スロットで当たりを引き、コインが直接払い出されていた時代に使われていたイカサマで、スロットマシン内部のコインを不正に獲得ために使われていました。方法としては、コインが払い出される払い出し口からスプーンのような細長い道具を使って、機会内部の留め具を押さえることで当たりを引かずに内部のコインを引き出すというものになります。
当時、このイカサマをする人のことを「スプーナー」と呼んでいたそうです。現在では、スロットの残高を払い出す際にレシートが使われるようになりましたので、このイカサマは通用しないようになっています。

(4) チートコードを使ったイカサマ

こちらはビデオゲームやオンラインカジノで使用される恐れがあるイカサマとなります。英国ギャンブル委員会 (UK Gambling Commission、通称UKGC) のようなギャンブルを監督している規制当局は、ビデオゲームやオンラインカジノ内のカジノゲームが正しく動作するためにプログラミングコードを加えています。いわゆるソースコードと呼ばれるもので、例えば、あるカジノゲームの勝率が明らかに高かったり、低かったりすると規制当局に通知が行き、規制当局はオンラインカジノの運営者やカジノゲーム開発会社に知らせるといった機能を持っています。
規制当局のソースコードは、オンラインカジノの利用者を不正から守り、公平なゲームを提供するために役立ちます。しかし、規制当局のエンジニアがソースコードに不正なプログラムを仕組んだ場合はどうなるのでしょうか?
これがチートコードと呼ばれるもので、オンラインカジノの利用者を騙す目的で使われるのではなく、あらかじめプログラムされたコードを悪用して、開発者だけが知る方法で勝つことができるようにするために使われます。もちろん、これは違法行為となります。
実際に1990年代、ネバダ州のギャンブル規制当局で働いていた元エンジニアのロナルド・デール・ハリスがチートコードを悪用して荒稼ぎした事例があります。ハリス氏は数年間に渡りネバダ州内のスロットマシンでチートコードを使って数千ドルを不正に獲得していました。その後、1998年にキノと呼ばれるビデオゲームで10万ドル (約1,300万円) を再度不正に獲得しましたが、規制当局が調査を行い仕込まれていたチートコードを見つけたため、ハリス氏は逮捕されることとなりました。

(5) ルーレットホイールに細工を行う

ルーレット台を製作していたピエール・デュガールという方は、球が特定の数字に入りやすくなるよう、ルーレットホイールに細工を行うというイカサマをしていたことで有名です。
カジノの設備やゲームを開発する方は不正に関与しやすいと言えます。

(6) 削ったコインを使ったイカサマ

削ったコインを使ったイカサマは昔のスロット台でよく使われていましたが、カジノ側が対策を取ったこともあり、現在ではあまり見かけることが少なくなりました。
細工を施したコインをスロットマシンに入れることで、機械がコインを入れられたと認識し、リールが回転します。同時に、細工が施されたコインは返却口に返ってくるため、1枚のコインで無限にスロットを回すことができるようになります。
近年のスロットマシンには、機械内部に高度な光学センサーが設置されたため、このイカサマは使えないようになりました。しかし、バーなどに置かれているような古いタイプのスロットマシンの中には、このイカサマが未だに使えるものも存在します。

(7) ソフトウェアの不具合や脆弱性を利用したイカサマ

近年、スロットマシンやビデオゲームにはプログラムやアルゴリズムが使用されているため、開発者はゲームに不具合が生じないように細心の注意を払って開発を行っています。しかし、ごくたまにバグやエラーが発生する場合もあるため、多くのカジノで「ソフトウェアの不具合」によって得られた賞金の払い出しは行わないというルールを設けています。
ソフトウェアの不具合によって賞金が払い出されなかった例の一つに、2015年にアメリカのアイルカジノで起こった事例が挙げられます。90歳の女性プレイヤーが4,100万ドル (約54億円) もの大金をスロットで手に入れたものの、調査の結果スロットに不具合が生じていたため、払い出しは行われませんでした。
プレイヤー側が故意で行ったものではなかったため、賞金の取り消しのみで終わりましたが、中にはソフトウェアのバグや脆弱性を利用して不正に賞金を獲得しようとするプレイヤーも存在します。ソフトウェアに脆弱性が見つかると後からソースコードを追加したり、ハッキングを行うことができるようになるため、大当たりを不正に誘発したり、多くのスロットマシンを故障させたりすることが可能となります。

(8) 磁石を使ったルーレットのイカサマ

このイカサマを使うためにはルーレット台やホイール、球に細工を施す必要があるため、簡単に行うことができないイカサマと言えます。しかし、一度細工が施されてしまえば、遠隔操作を行いどの数字に球を落とすか高い精度でコントロールができるようになるため、カジノ側としては最も恐れているイカサマのひとつとも言えます。
実際に、世界中のカジノで毎年数件ほど、細工が施されているルーレット台が見つかっているため、非現実的なイカサマであるとも言えません。過去の事例では、オーストリア人とドイツ人の4人グループがこのイカサマを使って25万ドル (約3,300万円) 以上の金額をカジノから巻き上げた例もあります。たまたま、ディーラーが着ていた服の金属製のボタンが外れ、ホイールに引っ付いたことからこのイカサマは発覚しました。

カジノでイカサマや不正行為が発覚した際の処分について

カジノがイカサマや不正行為を発見した場合、以下のような処分を受けることがあります。

1. 警告

​​イカサマや不正行為が発覚した際、どのような処理を行うかについて、カジノ側に一定の権利が与えられています。プレイヤーが偶然、もしくは初めて不正行為をしたと思われるケースでは、簡単な警告のみで済む場合があります。もちろん、一度警告された上で繰り返し不正行為を行えば、もっと重い処分や罰則が下されることになります。

2. プレイの中断

例えば、ブラックジャックで不正を行っていると疑われた場合、そのテーブルから席を外すように要求されることがあります。この段階ではルーレットバカラ、スロットなどの他のゲームをプレイすることは可能です。また、別のブラックジャックテーブルや別の日に再度ブラックジャックを行うことは許可されることもあります。しかし、許可されたとしてもそのプレイヤーの動きや遊んでいるところをカジノのスタッフが監視することがあります。

3. 出禁

イカサマや不正行為の重大性によっては、カジノから出禁を言い渡されることがあります。しかし、カジノの警備員が顧客を乱暴に扱ったり、無理やり連行することはなく、カジノフロアから離れるかカジノから完全に出て行くように要求が行われるものとなります。もし、顧客が拒否したり、抵抗した場合に限り、警備員が強制的にカジノ施設の外までエスコートする場合があります。

4. ブラックリスト入り

出禁は内容によってはその日限りで解除されることもありますが、ブラックリストは長期的、もしくは永久的にそのカジノから追放されることを意味します。一度ブラックリストに入ると顧客の名前や顔、特徴がデータとして登録されてしまうため、そのカジノだけではなく、カジノグループ全体のカジノ施設に入ることが禁止となる場合があります。最も重いケースでは、マカオやアトランティックシティ全体のカジノへの出入りを禁止されるケースもあります。

5. 賞金の没収

イカサマで得た賞金は基本的に没収されます。たとえイカサマではなくても、カードカウンティングが禁止されているカジノでカウンティングを行い、それが発覚した場合、1円残らず全ての賞金が没収されます。また、悪質なカジノではプレイヤーが正当に賞金を得たとしても「イカサマをした」などといい、没収されてしまったケースもありますので注意しましょう。

6. 事情聴取

イカサマが発覚した際、カジノによっては警備員やカジノスタッフに拘束され、事情聴取が行われることがあります。イカサマはディーラーと結託して行われる場合もあるため、捕まった人以外に共犯者や協力者がいるのかを事細かく聞かれます。また、事が重大であったり、犯罪行為が行われていたことが判明した場合には警察を呼ばれることもあります。

7. 罰金を科せられる

警察へ引き渡された後、カジノでの不正行為が有罪となった場合、裁判所から罰金刑が科されます。ラスベガスでは、カジノでの不正行為に対する罰則は10,000ドル (約130万円) にも及びます。不正行為が計画的に行われていた場合や単独犯よりも複数犯で行われていた場合は、より大きな金額となることもあります。また、国や地域によっても罰金の金額は異なります。

8. 禁固刑

カジノでの不正行為が発覚し、有罪を受けた場合、罪の重さによっては刑務所に収監される可能性があります。ラスベガスでは再犯の場合、最大6年の禁固刑を科されることがあります。
実際にあった例として、アメリカ全土のカジノをターゲットに恐喝行為をおこなったとして起訴されたトラン氏 (本名Van Thu Tran) の例が挙げられます。検察側はトラン氏に対して、25万ドル (約3,300万円) の罰金と20年の懲役を求刑しました。

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2015年には、モナコのカジノでイカサマを行い、約400万ユーロ (5億8,000万円) を不正に獲得したイギリス人ギャンブラー3人が収監されました。イカサマの方法はいたってシンプルで、10ユーロ (1,400円) で購入したカジノチップを1,000ユーロ (14万円) のチップにすり替え、換金を行っていたという手口です。イカサマというよりも詐欺に近い事件と言えます。また、3人のうち1人はイギリスのカジノでも不正行為を働いていたため、すでに14カ月間収監されていた過去がありました。

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ほとんどの場合、カジノで不正行為が発覚するとそのカジノ施設だけではなく、他のカジノへの出入りも禁止となる可能性があります。また、犯罪の内容や管轄区域の法律によっては、刑事責任を問われることもあります。もし、起訴されてしまった際は弁護士を雇い、法廷に出廷する必要があります。
「そのカジノでイカサマをしただけなのに、なぜ他のカジノへも出入り禁止になるの」と疑問に思う方もいるかもしれません。現在、イカサマや不正行為を働いた人の顔写真や個人情報はデータベースへ登録され、多くのカジノ間で共有するというシステムが使われています。世界中、全てのカジノで共有されているわけではありませんが、大手のカジノ施設はこのシステムを使って、出禁となった人が再度カジノに入ることがないようにセキュリティーを強化しています。

ポーカーで不正行為を行った場合はどうなる?

ポーカーで行われる代表的なイカサマには以下のようなものがあります。

  • デッキの1番上からカードを配っているように見せかけて、1番下からカードを配る (ボトムディール)
  • デッキの1番上からカードを配っているように見せかけて、2枚目のカードを配る (セカンドディール)
  • カードに印などをつける
  • デッキに入っているカードの順番を利用して、常に強い役が自分のところに来るようにする
  • ポーカーのトーナメントなどで他のプレイヤーと結託する
  • 他のプレイヤーとカードを共有する。例えば、テーブルの下などでこっそりとカードを交換することが挙げられる
  • 自分の好きなカードを服の袖などに隠しておく
  • オンラインポーカーなどでボット (bot) を利用する

ポーカーでイカサマが発覚した場合、獲得した賞金の没収のほかに、罰金刑や禁固刑を科される場合もあります。これまでポーカーで不正行為を行い、捕まったプレイヤーの多くが裁判所から罰則を受けており、あるイギリス人のポーカープレイヤーは獲得した賞金350ポンド (約58,000円)を返却するか、6ヶ月間刑務所に入るかを命じられました。
2016年、ヴァレリー・ミハイレッツという57歳のロシア人ポーカープレイヤーがテキサスホールデムで不正行為を行い、発覚した結果、4ヶ月間の禁固刑を受けることとなりました。彼は、サンドペーパートリック (紙やすりを使ってトランプに傷や印をつけるイカサマ) を使い、イギリスはロンドンにあるパームビーチカジノで57,000ポンド (約940万円) ほどの賞金を不正に獲得していました。

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カジノはどうやってイカサマを見破るのか?

カジノ側はさまざまな方法を駆使して、イカサマや不正行為を見破っています。

  • 監視カメラの確認
  • カジノスタッフによる監視
  • カジノのチップに偽造防止のためのタグやICチップの搭載
  • 各プレイヤーが獲得した賞金金額の確認
  • 過去にイカサマや不正行為を行ったことがあるギャンブラーのデータを残し、入場を禁止する
  • 後から捕まえることができるように自動車のナンバープレートの記録
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カードカウンティングはイカサマ?

カードカウンティングとは、ブラックジャックやポーカーなどのカードゲームで場にでたカードを記憶し、デッキに残っているカードを予測することでゲームを有利に進めるためのテクニックの一つです。

カードカウンティングを行うことで、ゲームのハウスエッジを大幅に下げることができるため、禁止にしているカジノが多いと言われています。

ハウスエッジは、カジノがビジネスとして成り立っている要因の1つなので、下げられてしまったら最悪赤字になってしまう可能性すらあるのでカジノ側も厳しく取り締まっていることが多いです。

カードカウンティングは、ほとんどのカジノでイカサマや不正行為には入りませんが、一部明確に禁止しているカジノも存在します。そのようなカジノではカードカウンティングを行うと出禁となる場合がありますので注意しましょう。また、カジノ側もカードカウンティングを防ぐために、ゲームが終わった後毎回シャッフルを行ったり、デッキ数を増やすといった対策を行っています。
近年、カードゲームで行われる主なイカサマには、以下2つの方法があります。

  • カードを配るときのイカサマ: ディーラーと結託して自分が有利になるようにカードを配ってもらう方法や自動でカードをシャッフルしてくれる機械を不正に操作する方法など
  • ベット金額に関するイカサマ: ゲームの途中で強い役がきた際に、ディーラーに気づかれないようにチップを追加で置くといった方法

ラスベガスがあるネバダ州では、このような不正行為が発覚すると、最大で6年の懲役または1万ドル (約130万円) の罰金、もしくはその両方が科される可能性があります。

カウンティングに関しては、非常に効果が高いテクニックだと言われているため、カウンティングだけで大金持ちになったギャンブラーたちがいるのも事実です。

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おすすめのオンラインカジノは?

日本国内から遊べるおすすめのオンラインカジノは、ベラジョンカジノです。

ベラジョンカジノは、日本No1の人気を誇るオンラインカジノで日本人ユーザー数は他を寄せ付けず堂々の1位です。

他にはオンラインパチンコが遊べるK8カジノなども最近人気のオンラインカジノですね。

ラスベガスでイカサマを行うとどうなるのか?

ラスベガスではイカサマを行うと上記の罰則に加え、カジノから永久に出禁となる場合があります。初犯の場合は、出禁のみで済むだけで終わるかもしれませんが、不正行為の重大さによっては拘束され、警察が呼ばれる可能性もあります。

世界で一番売り上げの高いカジノは?

世界一儲かっているカジノは、マカオにある「ギャラクシー・マカオ」だと言われています。

売り上げは、年間80億ドル(約1兆円)だと言われています。

日本の大手パチンコチェーンであるマルハンは年間約1兆円なので、マルハンの全店舗の売り上げを合わせてやっと匹敵できる金額なので相当な金額だということがわかりますね。

カジノという言葉の由来は?

カジノの歴史は長く、16世紀にイタリアで世界初のカジノが生まれたと言われています。

カジノという言葉に関しても、イタリア語の家「カサ」という言葉から取られたと言われています。

カジノというとアメリカというイメージがありますが、イタリアで生まれたギャンブルなんですね。

また、世界初のオンラインカジノについては、1994年にインターカジノがサービスを開始したと言われています。

カジノのオカルトにはどんなものがあるの?

パチンコのオカルトで台にお辞儀をしてから遊戯を始めるなど様々なものがありますが、カジノに関しては、パチンコほどオカルトは存在しません。

というのも、パチンコと比較するとカジノは、そこまで国民に身近なものではないので、あるあるみたいなものが生まれづらいのかもしれません。

それでもたまに、夜の方がスロットが当たりやすいなどのオカルトを信じている人もいるみたいですね。