【2023年版】おすすめカジノ映画ランキング|歴代ベスト作品を一挙紹介!

カジノの世界では、「最終的にはカジノが勝つ」とよく言われます。

そんな中、カジノとプレイヤーが激しく競い合うという内容のカジノ映画は、ギャンブラーの中で人気です。

しかし、すべてのカジノ映画が、ツイているプレイヤーが大勝ちして大金を手にする、といったありきたりなシナリオという訳でもありません。陰謀や策略など、知られざるカジノの裏側を描写している映画もあります。

本記事では、おすすめカジノ・ギャンブル映画を一挙紹介していきますので、もし気になった作品があれば、ぜひ鑑賞してみてください。

カジノ映画おすすめランキングトップ8

映画は、実際に起こった出来事や注目されているテーマを描き、作品として世に送り出されますが、「ギャンブル」「カジノ」というテーマも例外ではありません。とても人気があるジャンルで、これまでに数々のヒット作品が生み出されています。

以下は、カジノ・ギャンブルをテーマにしたおすすめカジノ映画トップ8です。強盗スリラーから風変わりなコメディまで、いろんなストーリーが揃っています。

では早速、ランキング結果をチェックしていきましょう!

第8位『レインマン』(1988年)

トム・クルーズ演じる弟チャーリー・バビットと、ダスティン・ホフマン演じる自閉症の兄レイモンド・バビットとの関係を描いた作品。

長年離れ離れになっていたバビット兄弟は、父の訃報をきっかけに久しぶりに再会し、一緒にドライブ旅行に出かけます。その旅の途中、チャーリーとレイモンドはブラックジャックに興じることに…。そして、ブラックジャックでカードカウンティングを行い、ラスベガスのカジノを騙すために協力することに決めます。

本作は、バリー・レヴィンソン監督が家族の大切さを訴え、自閉症の人との付き合い方を描いた大作です。ラスベガスのカジノにも焦点を当てており、どんなギャンブルが遊べるのかなどが分かります。

感動させられる作品でもあり、ユーモラスな作品でもあるといえるでしょう。特に、自閉症の兄を演じたダスティン・ホフマンの演技が印象に残ります。

作品自体はクラシックなものですが、笑ったり、泣いたり、さまざまな感情を抱かされます。兄弟愛を描いた映画やギャンブル映画が好きな人はまさに必見です!

第7位『モリーズ・ゲーム』(2017年)

ハイステーク・ポーカーの世界を描いた作品。モリー・ブルームが出版した自叙伝を原作としており、高級ポーカークラブで働く彼女の人生が描かれています。

ハリウッドで非合法のポーカークラブを運営するようになってから、高級車を乗り回し、豪邸に住み、優雅な生活を送っていたモリー・ブルームでしたが、この違法な運営に関与したことで逮捕されてしまい、自分が犯した罪の大きさを痛感することに…。

アーロン・ソーキン監督、ジェシカ・チャステイン主演の本作は、エンターテイメント性があり、十分面白いうえ、違法ポーカーゲームを主催してお金を稼ぐ人たちの裏側を垣間見ることもできます。

また、2000年代後半のロサンゼルスとニューヨークを舞台にした壮大な物語でもあり、特にポーカーが好きな人、優れた脚本が好きな人にはぜひ見てほしい一作です!

他のキャストとしては、ポーカープレイヤーとしてイドリス・エルバ、クリス・オダウド、ジョー・キーリーが脇役で出演しています。ただでさえ、女性主人公の映画が数少ない中で、これだけ自信を持っておすすめできる作品はそうそうないでしょう!

第6位『High Roller: The Stu Ungar Story』(2003年)

本作は、伝説の天才ポーカープレイヤー、ステュー・アンガーの伝記です。彼がポーカー界で名声を得るまでの物語と、史上最も成功したポーカープレイヤーになるまでの経緯を描いています。さらに、彼の人生だけでなく、ポーカーが時代とともにどのように進化してきたか、またポーカーを巡る大きな論争についても描かれています。

当時、ラスベガスハイローラーであったステュー・アンガーの日々を描いた伝記映画であるので、作中では、アル・バーンスタイン、アンディ・グレイザー、ヴィンセント・ヴァン・パタンなど、ポーカー史に名を残す大物スターたちが次々と登場するのも見どころです!

また、効果的なストーリーテリングによって、ステュー・アンガーの衝撃的な転落劇にも焦点を当てています。特に、主演俳優のマイケル・インペリオリが素晴らしい演技を見せており、エンターテイメント性を楽しみながら、感情移入もできる作品となっています。

ポーカーを取り巻く文化とライフスタイルを見事に捉えている本作は、ポーカーファンなら必見。気になるイカサマ疑惑やプレイヤーの癒着など、ポーカー界の最大の問題点にも迫っているので、鑑賞する際はぜひ注目してみてください!

第5位『ラウンダーズ』(1998年)

「ラウンダー」とは、非合法のポーカーゲームでしばしば大金を賭けるプレイヤーのこと。

本作では、マット・デイモンとエドワード・ノートンが、ポーカーで遊ぶうちに大きなトラブルに巻き込まれていく、ニューヨーク在住の二人の男を演じています。

マット・デイモン演じる主人公マイクは、ポーカーの才能に恵まれた法学部生でしたが、ポーカールームの経営者であるジョン・マルコヴィッチ演じるテディに大負けしたことをきっかけに、ギャンブルをやめてしまいます。ところが、友人レスターが怪しげな人物に借金をしたことをきっかけに、再びギャンブルにのめり込んでいくのです。

作中では、ポーカープレイヤーなら誰でも共感するような会話が繰り広げられ、ジェットコースターのように大きく感情を揺さぶられます。

また、本作は、緊迫したゲームシーンとそれを見事に表現する俳優たちの演技が高く評価されています。どこからともなくやってくるツイストやターンなど、驚きばかりで見ていて飽きることはないでしょう!

世界トップクラスのポーカープレイヤーがどのような生活を送っているのか知りたい人は、一見の価値アリです!

第4位『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)

史上初ポーカーをテーマにしたジェームズ・ボンド映画『007/カジノ・ロワイヤル』は、不朽の名作です。

2006年に公開された本作では、ダニエル・クレイグが6代目ジェームズ・ボンドとして、エヴァ・グリーンがヴェスパー・リンドとして出演しています。映画の舞台はモンテネグロで、ジェームズ・ボンドは世界征服を企む邪悪な悪党と対戦することになります。

007シリーズの作品とだけあって、サスペンスや陰謀が盛りだくさんで、特にポーカーシーンはドキドキハラハラさせられます。

悪役を相手にしなければならず、高額な賭けに出るボンド。カードとお金を巡って必死に争う登場人物たちの姿を見ていると、まるで本当にその場にいるかのような気分になります!

ポーカーが好きで、アクション満載の映画を見たい人には、自信を持っておすすめできる作品です。ポーカーに慣れていないと専門用語が出てきて混乱するかもしれませんが、ストーリーの内容自体はシンプルなので、全く問題ないでしょう◎

ちなみに本作は、イアン・フレミングが発表した同名の小説が原作になっています。ボンドが今日のような優秀な諜報員になるまでの経緯を描いた、007シリーズファンにはたまらない一作です!

第3位『シンシナティ・キッド』(1965年)

クラッシックなポーカー映画であり、本ランキングの中でもベスト作品の一つ。

リチャード・ジェサップの小説が原作で、1930年代のニューオリンズが舞台となっており、スティーブ・マックイーンがポーカーで大成功を収めようと奮闘する青年”キッド”を演じています。

キッドの前に立ちはだかるのは、エドワード・G・ロビンソン演じるベテランポーカープレイヤーで、キッドの大勝利への夢を打ち砕こうとする”ザ・マン”。

アクションとドラマが満載で、スリリングなストーリーに思わず惹きつけられるので、見ていて飽きることはありません。

IMDBでは7.3/10と、1965年の作品としてはかなり高い評価を受けています。大恐慌の時代に最強ポーカープレイヤーになるために手段を選ばない、主人公スティーブ・マックイーンの姿は必見です。

また、ギャンブル界のあらゆる側面が描かれており、少しでもゲームで優位に立つために横行している違法行為も取り上げられています。

50年以上にわたって観客を楽しませてきた本作は、決して古びることのない名作であり、これからもずっとそうであり続けるでしょう!

第2位『ハスラー』(1961年)

“ファースト・エディ”・フェルソンというビリヤードプレイヤーが、世界の強豪を倒すために奮闘する物語。

ポール・ニューマンとジャッキー・グリーソンという名優が出演しています。この二人は10代の頃から共演しており、スクリーン上での相性は最高で、本作でもその様子が伺えます。

本作は、公開から30年以上が経っていた1997年に、アメリカ国立フィルム登録簿に登録され、半永久的に保存することが推奨されています。つまり、歴史、文化、美的価値を表現している点から重要だと認められた作品なのです。

特に、作中では、ビリヤードチャンピオンになるためにどれだけの努力が必要かが表現されているだけでなく、エディ・フェルソンとミネソタ・ファッツの絆と友情も描かれています。

ビリヤードに限らず、もはや人生そのものについて描写されているので、これだけ時代を超えて愛されるのも納得でしょう!

第1位『カジノ』(1995年)

最初のシーンから引き込まれ、最後まで目が釘付けになるほど、高いレベルに仕上げられた一作。『グッドフェローズ』で有名なニコラス・ピレッジの小説『Casino: Love and Honor in Las Vegas』が原作となっています。

マーティン・スコセッシが監督を務め、ロバート・デ・ニーロが1970年代のラスベガスの巨大カジノ「タンジール」で働くサム・”エース”・ロススティーンを演じています。

マフィアに所属しながらカジノ経営を行う主人公サムは、仕事も私生活も順調で、何不自由なく生活を送っていましたが、突然(ジョー・ペシ演じる)マフィアのボディーガード、ニコラス・”ニッキー”・サントロの登場により、大混乱に陥ることに…。

1960年代のラスベガスに実在した人気カジノ「スターダスト」「フリーモント」「デザート・イン」で本当に起こった事件をベースにしたストーリーで、マフィア映画に期待されるアクション、サスペンス、ドラマのすべてを楽しむことができます。

おすすめのカジノ映画は、『カジノ』?

ベストカジノ映画を決定するのは難しいですが、1995年公開の『カジノ』は、ギャンブルを題材にした映画の中でかなり作り込まれた作品の一つで間違いないでしょう。特に、ロバート・デ・ニーロとジョー・ペシの見事な演技によって、観客たちはアクションシーンにどっぷりと引き込まれていきます。

ここからは『カジノ』が史上最高のカジノ映画とみなされる理由をいくつか挙げていきます。

実際の出来事から着想を得ているから

ロバート・デ・ニーロが演じた役柄は、1970年代〜1980年代にかけてのラスベガスのカジノ経営者、フランク・ローゼンタールがモデルになっています。

さらに、ジョー・ペシとシャロン・ストーンが演じたキャラクターもまた、同時期のマフィアとラスベガスの社交界に実在した人物をモデルにしています。それゆえ、1970年代〜1980年代にかけてのラスベガスのカジノ業界がかなり正確に描かれているのです。

また、本作は、ジャーナリストであるニコラス・ピレッジの調査結果をストーリーの軸にしており、シカゴマフィアや中西部マフィアとの関係など、腐敗したラスベガスの実態を見事に暴いています。

ちなみに、作中で描かれる暴力シーンは、ニコラス・ピレッジが実際に発見した証拠に基づいているそうです。

豪華キャストが集結しているから

『カジノ』には、豪華ハリウッドスターが多数登場し、この時代にしてはかなり珍しいです。そのため、古典的ハリウッド映画が好きな人にとってはたまらないでしょう!

マーティン・スコセッシ監督の代表作の一つでもあり、映画評論サイト「Rotten Tomatoes」では93%という高スコアを記録。キャスト全員が見事な演技を見せており、ラスベガスの歴史をエンターテイメントとして表現した素晴らしい作品です。

屋内シーンがすべてリビエラカジノ内で撮影されているから

1955年開業の老舗高級ホテル「リビエラホテル&カジノ」は、昔から続く本物のギャンブル体験を味わうにはぴったりの場でした。だからこそ、『カジノ』の舞台として最適だったのです。

『カジノ』の屋内シーンに登場するエキストラは、撮影当時、リビエラで実際に働いていたスタッフだったそうで、そのせいか、エキストラのリアルな演技を見ていると、まるで本物のカジノにいるような気分になります。

ちなみに、屋内シーンの撮影は、リビエラが混雑していない深夜に行われたそうです。キャストやスタッフにとって、リアルなギャンブルシーンを生み出す良い機会となったのは間違いないでしょう。

感情に訴えかけてくるから

『カジノ』は、観客の心の琴線に触れます。男も女も関係なく、すべての人の心に訴えかけます。

登場人物に共感しやすく、サムとニッキーは特にそうです。二人とも、どんなに危険なリスクを冒してでも、どんな手段を使ってでも、自分の夢を叶えようと必死になります。

登場人物は皆、さまざまな不運に見舞われるため、たとえ小さな成功であっても、彼らに共感を覚えずにはいられません。すべての人間に起こりうる悲劇を、効果的かつ正確に表現しているといえます。

最初から最後まで楽しめるから

『カジノ』の上映時間は197分と大作ですが、最初から最後までずっと目が釘付けになります。早送りしたくなるような退屈な部分は一切ありません。素晴らしい脚本と演技のおかげで、すべての瞬間を楽しく鑑賞できます!

最初から最後まで、よく練り上げられた傑作だと断言できます。先述したとおり、登場人物にとても共感でき、ストーリー展開に筋書きのミスがありません。実際、レビューをチェックすると、巧みな編集とストーリーテリングが特に高評価されています。

『カジノ』を見て、1分1秒を楽しむことができるのなら、他のギャンブル映画を見る必要はもはやありません。テンポは最高ですし、演技も圧巻です。

史上最高のカジノ映画を鑑賞したいのなら、197分という時間を費やす価値は間違いなくあります!

4つの受賞と11つのノミネートを記録しているから

一度『カジノ』を鑑賞すれば、これまでに見た中で最も気に入った映画の一つになるでしょう。うまく編集されており、サウンドトラックも壮大です。

ここでは、本作が受賞した注目すべき賞とノミネートを紹介します。

  • シャロン・ストーンがアカデミー賞主演女優賞にノミネート
  • セルマ・スクーンメーカーがアメリカ映画編集者協会賞で長編映画編集賞にノミネート
  • カイエ・デュ・シネマ誌の最優秀作品賞トップ10で第3位入賞

カジノを題材にした名作映画は?

カジノやギャンブルを題材にした名作映画はたくさんあります。代表的なものは、上記のランキングでも挙げた『カジノ』『ラウンダーズ』『ハスラー』です。この3つの作品はすべて、ポーカーやカードゲームについて描かれたものです。

以下では、名作をもっとたくさん知りたい方に向けて、その他のおすすめ作品を紹介していきます!

『カジノ・ハウス』(2017年)

闇カジノを題材にした、2017年公開のコメディ映画。

『オーシャンズ11』(2001年)

名優ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが、カジノ強盗を引き受けるプロの窃盗団を演じた大ヒット作。

『ルール・オブ・デス/カジノの死角』(1997年)

主演クライヴ・オーウェンが、ギャンブルで暴走してしまうカジノ従業員を演じた作品。

『アトランティック・シティ』(1980年)

アトランティックシティの発展にとって、ギャンブル合法化がいかに必要不可欠であったかを描いた一作。1980年に公開され、映画製作の初期を彷彿とさせるような作品となっています。

『Owning Mahowny』(2003年)

フィリップ・シーモアが強迫的なギャンブラーを演じた作品。大勝利、ギャンブル依存症、依存症との戦いといった、複雑な側面が描写されています。

おすすめカジノ映画ランキング まとめ

以上、さまざまなカジノ映画を紹介してきましたが、気になる作品はありましたか?

名作カジノ映画は、最高のエンターテイメントであり、サスペンスドラマであり、さらには学びが得られるものでもあります。また、カジノの仕組みやゲームの遊び方を知るのにもぴったりです。

笑いを求めていても、スリルを求めていても、ギャンブルの世界を覗きたいと思っていても、上記で挙げたおすすめ映画をチェックすれば、きっとお気に入りの一作が見つかるでしょう!

どんな作品を見ようかと探している方にとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。まだ日本でカジノが解禁されるには時間がかかりそうですが、作品にインスパイアされた場合はオンラインカジノで簡単にゲームがプレイできるということもお忘れなく!