ライセンス及び規制当局

オンラインカジノでは、従来のランドカジノと同様に、プレイヤーからの信頼がビジネスの成功を大きく左右します。特にインターネット上では、ゲーム結果の信憑性が目に見えて明らかではないため、プレイヤーからの信頼を獲得するのはより難しくなっています。

そういった理由から、オンラインカジノプラットフォームを運営する上で、規制遵守及びライセンスの取得は不可欠です。そこで世界各地の規制当局では、公正でランダム、かつ安全なゲームを提供し、プレイヤーの資金を保護しているオペレーターにライセンスを付与しています。

ライセンスを持たないサイトでは、ライセンスを持つサイトのようにプレイヤーの保護が保証されていません。そのため今日では、ほとんどのオンラインカジノ事業者が少なくとも一つの管轄区域でライセンスを取得するよう努めています。

以下では、新たな管轄区域が定期的に出現していることを認識した上で、オンラインゲーミング業界における主要な規制当局をご紹介します。なお、このリストは、世界的に有名な規制当局の役割、及び評判に関する洞察を提供するものであって、その全てを網羅するものではありませんので予めご了承ください。

北米·中米エリア

  1. カンナウェイク·ゲーミング委員会:ケベック州カンナウェイクのモホーク準州に拠点を置く同委員会は、1999年からオンラインカジノの規制当局として運営しており、プレイヤーの紛争解決や比較的低い手数料で知られています。
  2. ネバダ州ゲーミング管理局:1955年に設立された同局は、ネバダ州のカジノ産業全体を監督するほか、2013年からは州内のオンラインポーカーも認可しており、世界中の規制当局の模範となっています。
  3. ニュージャージー州ゲーミング執行局:1970年代、アトランティックシティのカジノ産業を監督するために設立され、2013年からはニュージャージー州内のオンラインゲームも認可しています。
  4. パナマ·ゲーミング管理局:パナマは2002年以来、国内外でオンラインギャンブルを提供する企業を認可し、オペレーターが厳格な規制を遵守していることを保証しています。

その他の国·地域

  1. AAMS(イタリア):イタリアのオンラインゲーミングの規制当局として、さまざまなゲームにライセンスを発行しています。ただし、オペレーターはイタリア市場に限定しています。
  2. ACTギャンブリング·アンド·レーシング委員会:オーストラリアにおいて特定のオンラインギャンブルを規制しています。多くのオペレーターが有益なオーストラリア市場に関心を示しています。
  3. オルダニー賭博管理委員会:2000年に設立された同委員会は、グローバル市場への参入に焦点を当てつつ、ビジネスフレンドリーな環境を提供しています。
  4. アンティグア賭博局:オンラインカジノ業界において長年定評のある規制当局であり、安価な手数料とグローバル展開で知られています。
  5. ARJEL(フランス):2010年からオンラインギャンブルを規制しており、フランスのオンラインゲーム企業に対してライセンスを発行していますが、高額な手数料とリングフェンス規制による市場範囲の制限が批判されています。
  6. ベルギー賭博委員会:ベルギー国内でオンラインギャンブルを提供する企業を厳しく規制しているほか、違法サイトを記載したブラックリストを作成しています。
  7. キュラソーインターネットゲーム協会:法人税が低く、規制は最小限であることから、オペレーターにとって優しい規制当局です。
  8. DAC(アルバ):オンラインカジノとランドカジノの両方を規制し、キュラソーと同レベルの規制基準を設けています。
  9. デンマーク賭博局:2012年からゲーミング企業にライセンスを発行しており、高い税率による課税とともにデンマーク市場へのアクセスを提供しています。
  10. マン島ギャンブル監督委員会:1962年以来、オンラインゲーミングを含む同島すべてのギャンブル事業を規制しており、特にプレイヤーの資金の保護を重視しています。
  11. ジブラルタル認可局:オンラインギャンブルの中心地であるジブラルタルの同局では、一部の制限を除き、低税率で全世界での運営を許可するライセンスを発行しています。
  12. ジャージー賭博委員会:2010年以来、さまざまなゲーム関連活動を認可しており、優れた監査体制が整っています。
  13. マルタゲーミング委員会:幅広いオペレーターを規制しており、厳格な規制とグローバル市場へのアプローチで知られています。
  14. ノーザンテリトリー州ライセンシング局長: 一部のオンラインカジノゲームを含む、さまざまな業界のライセンスを監督しています。
  15. PAGCOR及びFCLRC(フィリピン):アジア市場をターゲットとする企業にライセンスを発行し、フィリピン居住者をターゲットとするオペレーターを規制しています。
  16. スペイン賭博委員会:2014年に設立され、スペイン市場における独立したオンラインギャンブル企業を規制しています。
  17. 英国賭博委員会:2005年、賭博法の下で設立され、オンラインゲーミングを含む英国のほとんどのギャンブルを監督しています。2015年以降の変更により、英国のプレイヤーを対象とする企業は同委員会のライセンス取得が必要になりました。
  18. バヌアツ税関及び内国歳入庁:低税率をうたってゲーミング企業を誘致していますが、地理的に遠いためオペレーターは一部に限られています。