【ランキング】世界一お金持ちのギャンブラーは誰?お金持ちなギャンブラーたちを紹介

世界で最もお金持ちのギャンブラーは、53歳のイギリス人、トニー・ブルーム氏で、17億ドルの純資産を持っています。トニー・ブルーム氏の資産のほとんどは、ポーカーやスポーツベッティングで稼ぎ出したと言われています。

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また、トニー・ブルーム氏は、ギャンブラーとしてだけでなく、ベルギー・リーグに所属するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズと、イングランド・プレミアリーグに所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの会長兼オーナーとしても知られています。

トニー・ブルームの経歴

イギリス出身のトニー・ブルームは、スポーツベッティングやポーカーの世界で成功を収めたプロギャンブラーであり、実業家です。

もともとケンブリッジ大学で数学を専攻しており、スポーツベッティングに興味を持ったのをきっかけに、ギャンブルの世界に足を踏み入れました。最初は、サッカーの試合で少額を賭け、やがてプロプレイヤーとして大勝利を収めるように。

スポーツベッティングに加え、ポーカーの腕前も高く、2007年にはWSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)のブレスレットを獲得するなど、数多くのトーナメントで優勝しています。

また、ギャンブルで培ったスキルと知識を活かしながら、ビジネスマンや投資家として活躍し、財団「ブルーム・ファンデーション」を通じて、さまざまな慈善活動にも取り組んでいます。

いくつものビジネスを所有しているにもかかわらず、その資産のほとんどをギャンブルに費やしているようです。

ポーカー

熱心なポーカープレイヤーであるトニー・ブルームが、これまでにポーカーで獲得した金額は353万86ドルに上ります。以下では、特に素晴らしい成績を収めたポーカートーナメントを紹介していきます。

ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー(WSOP

WSOPは、1970年代からラスベガスで開催されているポーカーの世界大会です。現在は、シーザーズ・エンターテインメント社が主催し、PokerGOとCBS Sportsでライブ放送されています。

また、メイントーナメントとは別に、101種類のポーカーイベントが開催され、中でもテキサスホールデムのトーナメントが多いのが特徴です。2020年および2021年前半のほとんどのイベントはオンラインで行われましたが、2021年9月30日より、ラスベガスにて対面プレイが再開しています。

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WSOPでトニー・ブルームが獲得した賞金総額は、現時点で33万1,790ドルです。WSOPだけでも、以下の成績を収めています。

  • 賞金獲得 14回
  • ファイナルテーブル進出 1回

ワールド・ポーカー・ツアー(WPT)

WPTは、アメリカで開催されるポーカーの世界大会で、19シーズン続いています。第1回大会は2002年にラスベガスのベラージオで開催され、ガス・ハンセンが見事優勝し、55万6,460ドルの賞金を獲得しました。

また、WPTでは、3,500ドル〜2万5,000ドルのバイインが設定されており、優勝者にはWPTチャンピオンズクラブの会員資格が与えられます。トーナメントの生中継は、Fox SportsとBT Sportsで放送されます。

WPTでトニー・ブルームが獲得した賞金総額は、10万3,517ドルに上ります。WPTでの功績は、以下の通りです。

  • 賞金獲得 2回
  • ファイナルテーブル進出 1回

欧州ポーカー・ツアー(EPT)

EPTは、ヨーロッパ各都市で開催されているテキサスホールデムのトーナメントシリーズです。オンラインカジノのPokerStars(ポーカースターズ)が主催しており、Sunset+Vineでテレビ放送されています。

前回大会の開催は2020年11月8日〜18日で、賞金総額は625万ドルでした。

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EPTでトニー・ブルームが獲得した賞金総額は、1万2,398ドルに上ります。

その他ポーカートーナメント

上記の他にも、トニー・ブルームはさまざまなポーカーイベントで賞金を獲得しています。

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  • オーストラリアン・ポーカー・チャンピオンシップで、ポーカー・マスターズ・イベントNo.8で優勝し、42万豪ドル(32万7,600ドル)を獲得
  • ビクター・チャンドラー・ポーカー・カップで、ノーリミットテキサスホールデムの決勝に進出した時点で5,000ポンド、優勝してさらに20万ポンドの賞金を獲得。
  • オージー・ミリオンで、2011年の大会で2位に入賞し、トニー・ブルーム自身にとって最高賞金額である97万5,000ドルを獲得。

スポーツベッティング

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トニー・ブルームは、ポーカーの他に、スポーツベッティングでも輝かしい大勝利を収めてきました。これまでに大金を獲得したスポーツは、以下の通りです。

競馬

トニー・ブルームはよく競馬に賭けることで有名で、イギリスで最も強いギャンブラーの一人として知られています。

競馬で得た賞金総額は公表されていませんが、愛馬のEnergumeneによる1回の出走で平均2万2,400ポンド(3万300ドル)を獲得しています。

サッカー

イングランド南東部のブライトンで生まれたトニー・ブルームは、熱狂的なサッカーファンでもあり、ハンディキャップベッティングを得意としています。現在は、イングランド・プレミアリーグのお気に入りクラブである、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンを所有しています。

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また、ベルギー1部リーグAに所属するサッカークラブ、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズのオーナーでもあり、同クラブの市場価値は1億300万ユーロと推定されています。

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Starlizard – ギャンブルベンチャー企業

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トニー・ブルームは、英国ギャンブル委員会(UKGC)からライセンスを取得しているギャンブル企業「Starlizard(スターリザード)」のオーナーでもあり、同社はロンドン中心部に本社を置いています。財務報告によると、同社の事業によって、トニー・ブルームは年間1億ポンド近い収入を得ているそうです。

Starlizardという社名は、トニー・ブルームのギャンブル界でのニックネームである「The Lizard」に由来しています。リザードは日本語で「トカゲ」を意味しますが、彼自身が冷徹なポーカープレイヤーであることから、このニックネームが付けられたそうです。

世界で最も裕福なギャンブラーランキング トップ10

プロのポーカープレイヤー、スポーツベッター、カジノオーナーなど、ギャンブルの世界で成功して裕福になった人はたくさんいます。ただし、ギャンブラー個人の純資産は非公開であることが多いので、正確な額を把握するのはできません。

以下では、現在、世界で最も裕福なギャンブラー10名を発表します。各ギャンブラーの純資産、好きなギャンブル、めざましいギャンブル功績も含めて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!

第1位 トニー・ブルーム(純資産 17億ドル)

前述した通り、世界で最もリッチなギャンブラーは、17億ドルの純資産を持つトニー・ブルームです。ポーカー、競馬やサッカーのスポーツベッティングで多額の賞金を獲得してきました。現在は、ロンドン中心部に本社を置くギャンブル企業「Starlizard」を所有しています。

スポーツベッティングやポーカーの世界で名を馳せたプロギャンブラー兼実業家として、豊富な知識と経験を活かし、ブックメーカーよりも精度の高いサッカーオッズを自身の会社にて作っています。Starlizard社のオッズは、厳選されたパンターのみに販売され、長期的に利益を生み出すのに役立っています。

ギャンブルに加え、トニー・ブルームはサッカー界にも携わっていることで知られています。2009年にブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの経営権を取得し、同クラブをプレミアリーグに昇格させるべく奮闘し、2017年に見事成し遂げました。収容人数の多い近代的なサッカースタジアムを建設するために9,300万ポンドを寄付するなど、2億ポンド(約2.72億ドル)以上を同クラブに投資したと言われています。

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トニー・ブルームがギャンブルを始めたのは、わずか15歳の時。偽の身分証を使って、ポケットマネーでフルーツマシンをプレイしたことをきっかけに、ギャンブルに没頭していきました。会計士やトレーダーとして働いた後、プロのスポーツベッターになることを決意。結果的に、世界で最もリッチなギャンブラーとなりました。

第2位 ビル・ベンター(純資産 10億ドル)

世界で最も裕福なギャンブラーの第2位に輝いたのはビル・ベンターで、10億ドルの資産を持っています。同氏の純資産総額についてはさまざまな報告が上がっていますが、本人はブラックジャックと競馬による収益だと述べています。

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香港在住のビル・ベンターは、ギャンブルの他にも、ソフトウェア開発会社を所有しており、年間1億ドル以上の収入を得ています。同社の主力製品は、競馬の勝敗を予想するコンピュータプログラムです。

ビル・ベンターは、ブラックジャックのカードカウンティングと、競馬の結果を予想するのが得意なことでよく知られるプロギャンブラーであり、数学者です。ケース・ウェスタン・リザーブ大学では、物理学の学位を取得しています。そこで得た知識を活かすとともに、エドワード・ソープの著書を参考にしながら、賭け方を改良してきたそうです。

ところが、ラスベガスのカジノのブラックジャックテーブルで7年間、度重なる勝利を収め、荒稼ぎしすぎてしまった結果、ほとんどのカジノで出禁になってしまいます。その後、香港に移住し、親友のアラン・ウッズと組んで、競馬の結果を予測する計算式を開発。二人は世界初の競馬予想ソフトウェア事業を立ち上げ、競馬分野で最も成功したギャンブル企業の一つとなりました。

ビル・ベンターは、1回の競馬のレースで500万ドル〜1,000万ドルもの大金を手にすることもあり、年収は1億ドルと噂されています。ギャンブルの他に、慈善活動にも積極的であり、さまざまな慈善団体や政治団体に多額の寄付をしています。

第3位 エドワード・ソープ(純資産 8億ドル)

エドワード・ソープは、アメリカ人ギャンブラーで、純資産は8億ドルにのぼります。その資産のほとんどは、ブラックジャックのプレイから得たもので、そのめざましい功績により、2002年にはブラックジャックの殿堂入りを果たしています。

また、カードカウンティングでハウスエッジに勝てることを証明した『ビート・ザ・ディーラー(Beat the Dealer)』という本の著者でもあります。エドワード・ソープのファンであるビル・ベンターは、ブラックジャックで成功できたのはこの本のおかげだと述べています。このようにカードカウンティングの祖父として知られ、物理学の修士号と数学の博士号を取得しています。

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その卓越した知性によって、独自のカウンティングシステムを考案したエドワード・ソープは、著書『ビート・ザ・ディーラー』で、カウントのやり方と点数計算法について詳しく説明しています。コンピュータシミュレーションを使用して、ブラックジャックの必勝法を開発した最初のプレイヤーであり、彼のカードカウンティング方法は、勝率を上げるために世界中のプレイヤーによって広く使用されています。

実際、エドワード・ソープは、自身のカウンティングシステムを用いて、次々と大勝利を収めます。その結果、カジノ運営者から注目を浴びるようになり、ブラックジャックで大金を手にするプレイヤーとして有名になりました。

ところが、しばらくして株式市場に興味を示すようになり、証券やヘッジファンドで巨万の富を築きました。とはいえ、カードカウンティングの発展に大いに貢献したことから、プロギャンブラーの間では非常に尊敬されている人物です。

第4位 アンドリュー・ブラック(純資産 6億7,000万ドル)

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世界で4番目にリッチなギャンブラーは、6億7,000万ドルの純資産を持つアンドリュー・ブラックです。その資産の主な源として、競馬とコントラクトブリッジを挙げていますが、世界最大のギャンブル企業であるイギリスのBetfair社の共同設立者を務めているほか、国内外のレースで活躍する競走馬も複数所有しています。

アンドリュー・ブラックはもともとデリバティブ・ビジネスに携わっていましたが、次第にギャンブルで成功を収め、最終的にはプロギャンブラーとしてやっていけるだけのお金を稼ぐようになります。しかし、より経済的な安定を得るために、ソフトウェアビジネスを開始。

後にパートナーとなるエドワード・レイとブリッジをプレイしていた際、アンドリュー・ブラックは自分がプログラミングしたプロトタイプを見せたところ、それがエドワード・レイの目に留まり、プロジェクトへの出資につながったそうです。

そこで二人は2000年、Betfair社を共同で立ち上げます。同社は2010年には、ロンドン証券取引所に株価13ポンドで上場し、14億ポンドの市場価値となった結果、アンドリュー・ブラックが所有する15%の株は、当時約2億ポンドの価値がありました。

現在、彼はBetfair社の共同設立者であり、熱心な競走馬のオーナーであり、そして、プロのブリッジプレイヤーでもあります。

第5位 ゼリコ・ラノガジェック(純資産 10億豪ドル)

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オーストラリア人のゼリコ・ラノガジェックは、純資産10億豪ドルを所有し、世界で最も裕福なギャンブラーの第5位に輝きました。主に、ブラックジャック、競馬、ケノ、スポーツベッティングで大金を稼いでいることで有名です。

ケノのゲームでは750万ドルを獲得したこともあり、ケノ史上最大賞金記録を持っています。報道によると、ギャンブルに年間30億ドル近くを費やしており、そのほとんどは競馬の賭け金に投じているそうです。

別名「ジョーカー」とも呼ばれるゼリコ・ラノガジェックは、特にブラックジャックのカードカウンティングスキルが高く評価されていますが、1980年代には、タスマニア大学にて商学と法律学を専攻し、ギャンブルだけでなく、銀行、金融、税法にも精通しています。

また、タスマニア州では、数学者のデイヴィッド・ウォルシュと組んで、カジノで数々の勝利を収めました。競馬をメインに賭けている一方で、スポーツベッティングにも興味を示しています。毎年、多額の資金をギャンブルに投じているにもかかわらず、私生活はプライベートに保っています。

第6位 ビリー・ウォルターズ(純資産 2億ドル)

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ビリー・ウォルターズは、純資産が2億ドルと推定されるプロギャンブラーです。年間1,500万ドル近くを稼ぎ、1日で200万ドルを手にしたこともあります。

ハイローラーギャンブラーとして知られており、350万ドルという高額なベットを置くことも。約40年もの間ギャンブルを続けていますが、驚くことに、赤字になった年は1回しかなく、30年以上勝ち続けているのです。

史上最も有名なギャンブラーとして高い評判を得たことから、ビリー・ウォルターズはよく、自分の代わりに、有名俳優を含め他のプレイヤーに賭けをやらせていました。

ところが2017年、Dean Foods社の取締役トーマス・C・デイビスからの非公開情報を利用し、インサイダー取引で有罪となりました。ビリー・ウォルターズには懲役刑が科されましたが、この事件は現在も控訴中です。

第7位 テリー・ラムスデン(純資産 1.5億ドル)

イギリス人ギャンブラー兼投資家のテリー・ラムスデンは、日本の株式市場や競馬に精通していることで有名になりました。

1984年、エジンバラにある年間売上高1万8,000ポンドの中小企業、グレン・インターナショナル社を買収。その後、わずか3年で35億ポンドの利益を上げ、イギリスの長者番付リストに名を連ねるようになったのです。

テリー・ラムスデンは、高級車、不動産、競走馬をこよなく愛するギャンブラーとして知られるほか、過去には、チェルシーFCの30%、ウォルソールFCの100%の株を所有していたこともあります。

ところが、1991年にアメリカで逮捕され、イギリスへの強制送還を待つ間、6ヶ月の懲役刑に服したことをきっかけに、彼の人生は一転します。借金は1億ポンドに達し、1992年に自己破産を余儀なくされました。それから1年後、テリー・ラムスデンは罪を認め、執行猶予2年の判決を受けました。

また、1997年には、倒産法を破り、30万ポンド相当の資産を隠していたことが明らかに。その結果、21ヶ月の懲役刑を言い渡されましたが、実際、刑務所に服役した期間は10ヶ月でした。これに加えて、訴訟費用として1万ポンドの支払いが命じられました。

第8位 フィル・アイビー(純資産 1億ドル)

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フィル・アイビーは、プロのポーカープレイヤーで、純資産は1億ドルを超えています。WPTタイトルを1個獲得したほか、WPTのファイナルテーブルには9回出場しており、「ポーカー界のタイガー・ウッズ」と呼ばれています。また2014年には、当時38歳という若さで、WSOPブレスレットを10個獲得した史上最年少プレイヤーとなりました。

ライブトーナメントで1,500万ドル以上の賞金を獲得したフィル・アイビーは、ポーカー界で最も偉大なプレイヤーの一人とされ、特に、彼のポーカーフェイスは世界トップレベルだと評判を集めました。

私生活では、2009年、元妻のルシアッタが、離婚調停によって、総額数百万ドルの財産を受け取ります。これには、120万ドル以上の財布コレクション、約100万ドル相当の宝石類、毎月の扶養料18万ドル、自宅売却価格の半分、すべての事業から得た利益の40%などが含まれていたそうです。

第9位 クリス・ファーガソン(純資産 8,000万ドル)

クリス・ファーガソンは、2000年のWSOPメインイベントや2008年のNBC全米ヘッズアップポーカーチャンピオンシップを含む、6つのWSOPイベントで優勝したことで知られる有名なプロポーカープレイヤーです。10歳という若さでオンラインポーカーをプレイし始め、オンラインギャンブル史上最年少プレイヤーの一人となりました。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でコンピュータサイエンスの博士号を取得した後、オンラインポーカールーム「Full Tilt Poker」を設立し、大きな成功を収めます。がしかし、クリス・ファーガソン、ハワード・レデラー、レイフ・ファーストがユーザーの資金を個人的な理由で使用していたことが発覚し、同社のオルダニーライセンスは停止されてしまいました。

2013年、ユーザーの資金の一部を返済するとの条件で、クリス・ファーガソンは司法省と和解し、この事件は解決。現在、彼の純資産は、約8,000万ドルと推定されています。

第10位 ドイル・ブランソン(純資産 7,500万ドル)

アメリカ出身のドイル・ブランソンは、50年以上にわたってプロのポーカープレイヤーとして活躍しています。WSOPメインイベントのチャンピオンに2度輝き、ポーカーの殿堂入りを果たすなど、ポーカー界では”生ける伝説”と讃えられていて、ポーカーに関する著書も何冊か出版しています。

世界最大ポーカーデータベース「The Hendon Mob」によると、これまでに600万ドル以上の大金を獲得しています。また、ポーカートーナメントで100万ドルを獲得した世界初のプレイヤーであり、生涯を通じてWSOPブレスレットを10個獲得しています。

2008年にポーカートーナメントからの引退を発表したにもかかわらず、2018年に再びWSOPの舞台に戻り、2-7シングルドローで6位に入賞し、約4,400万ドルを獲得しました。純資産は7,500万ドルで、史上最も成功したポーカープレイヤーの一人とみなされています。

惜しくもランク外となったギャンブラー

以上、世界で最も裕福なギャンブラーランキングを紹介してきましたが、存命中という条件を無視すると、オーストラリア出身のギャンブラー、アラン・ウッズ氏が同ランキング第6位にランクインします。

2008年に亡くなりましたが、彼の純資産は4億9,700万ドルにのぼります。この資産のほとんどは、以下の3つのギャンブルで獲得したものです。

  • ブリッジ
  • ブラックジャック
  • 競馬

晩年は、香港でビル・ベンターとともに競馬によく賭けていたそうです。

世界で最も成功したギャンブラーは?

世界で最も成功したギャンブラーは、前述のランキングで6位に輝いた、ビリー・ウォルターズ(本名:ウィリアム・T・ウォルターズ)です。

現在はもうすでに引退していますが、ラスベガスで最も成功したスポーツベッターであることは間違いありません。なんと30年以上もの間、スポーツベッティングで連勝を重ねてきたのです。

ビリー・ウォルターズの経歴

アメリカ出身のビリー・ウォルターズは、スポーツベッティングで成功を収めたプロのギャンブラーで、純資産はおよそ2億ドルと推定されています。

高度なコンピュータアルゴリズムとデータ分析を駆使しながら、情報に基づいて賭けの決断をすることで、長年にわたって何百万ドルもの大金を手に入れてきました。

ところが2014年、インサイダー取引容疑で起訴され、その後、2017年に有罪判決が言い渡されます。懲役5年という罪が科されましたが、有罪判決を不服として控訴しています。

スポーツベッティングでの活躍以外にも、巨大カジノ「ウィン・ラスベガス」に対してギャンブル未払いの疑いで訴訟を起こすなど、いくつかのギャンブル事件に関与し、世間から注目を集めています。

度々トラブルに巻き込まれているものの、ビリー・ウォルターズはギャンブル界で尊敬されている人物であり、史上最も成功し影響力のあるギャンブラーであり続けています。

プロギャンブラーの年収はどれくらい?

プロのギャンブラーとなれば、年間平均4万ドル〜10万ドル稼いでいます。カードカウンティングなど、特定のスキルを有していれば、一瞬にして大金を稼ぐことも可能です。

ただし、プロギャンブラーの年収は、どれくらいのスキルがあるか、どのカジノゲームで戦うかなど、さまざまな要因によって大きく異なるため、正確な金額を計算するのは難しいです。実際、プロギャンブラーの中には、かなりの大金を稼ぐことができる人もいれば、生計を立てるのに苦労している人もいます。

ポーカーやスポーツベッティングなど、高額配当のゲームを得意としているプロギャンブラーは年間数百万ドルを稼ぐことができますが、このようなギャンブラーはごく少数派です。これほどの成功を収めるには、懸命に練習し、時に大きなリスクを負わなければいけません。

ギャンブルだけでは十分な収入が得られず、アルバイトや副業をしている人もいれば、賭け金が低いゲームの配当に頼ったり、コーチングやコンサルティングなど、ギャンブル関連の仕事をしたりしている人もいます。

プロギャンブラーとして成功するには

誰もが憧れるプロギャンブラー。並大抵の才能と努力でトップに立つのが難しいのは言うまでもありません。

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