「結局勝つのはカジノだ」とギャンブルの世界ではよく言いますが、これはあらゆる意味で正しいです。カジノのゲームにはハウスエッジが設定されていて、そもそもカジノはプレイヤーに対して勝つ確率で優位に立っています。
長いスパンで見ればプレイヤーの賭け金の何割かはカジノの懐に入る仕組みになっていて、この懐に入る分のことをハウスエッジと呼び、私たちが常にカジノで負ける原因なのです。
カジノでゲームをプレイして少額を稼いだり、束の間の勝利を手にすることならできますが、カジノで連勝できるラッキーは長続きしないことがほとんどで、結局最終的にはカジノ側の勝ちとなります。
ブラックジャックで2連勝するのは珍しいことではありませんが、50回、40回、あるいは20回連続で勝つ可能性だとどれくらいでしょうか?
答えは「ゼロに近い」です。カジノで毎回必ず勝つということは現実的ではありません。短期的にはカジノで勝って少額を稼ぐことはできても、長期的にはカジノ側が有利になってきます。
なぜなら、カジノにはハウスエッジが存在するからです。例えば、「スターバースト」のようなハウスエッジが約4%のスロットをプレイする場合、長期的には100ドル賭けるごとの想定損失は約4ドルとなります。
言い換えればカジノは必ず4%の利益を得るということです。
他のビジネスと同様に、カジノの最終目的はお金を稼いで利益を出すことです。考えて見てください、もしカジノで簡単に勝てるのなら、ラスベガスは今でもネバダ州の灼熱の太陽の下にある不毛な砂漠のままなはずですよね。
これで勝率アップ! カジノの勝ち方のコツ
カジノでプレイする時のマイナス面は、ほとんどのゲームにハウスエッジが設けられており、長期的に見るとカジノ側が有利だとことでしょう。
このハウスエッジがある限り、カジノでコンスタントに且つ長期的に勝つことは難しいのですが、ラッキーなことにハウスエッジを回避して勝つチャンスを増やす方法が存在します。勝率がアップするカジノの勝ち方のヒントをご紹介しましょう。
カウンティング
ブラックジャックでの、勝ち方の一つはカードカウンティングです。ただし、このテクニックは違法ではないもののほとんどのカジノが嫌う行為で、発覚するとカジノのセキュリティーからまず注意が入るか、テーブルやフロアからの退去を求められることもあります。
カジノ映画として、有名な「ラスベガスをぶっつぶせ」は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の生徒たちが、カウンティングをして大金を稼ぎ出した実話を元にした物語です。興味のある方は、ぜひ一度見てみることをおすすめします。
ラスベガスは特にそうですが、カジノの中にはカウンティングをするプレイヤーのデータベースを持ち、ブラックジャックのテーブルに入れないようにしているところもあります。
カウンティングは基本的にとてもシンプルな考え方で、場に出たカードをすべて記憶するものです。
そうすることでデッキにローカード/ハイカードのどちらが多いかが分かり、シューにハイカードが多ければ勝てる確率が高いので、賭け金を上げることができます。
逆に、ローカードが多くて勝てる確率が低い場合は、賭け金を低くするかプレイせずにパスした方が良いでしょう。
ホール・カード
カウンティングはプレイヤーに約1.5%のアドバンテージをもたらしますが、残念ながら誰もがプロ並にカウンティングができるようになれるわけではありません。そこで、カジノで勝つための代わりの策として、ホール・カード(プレイヤーには伏せられているディーラーの2枚目のカード)に注目する勝ち方があります。
これはテクニックのない下手なディーラーを見分ける作戦です。ブラックジャックでいう下手なディーラーとは、うっかりこのホール・カードを見せてしまうディーラーを指します。そんなディーラーを見分けることができれば、カジノで勝つ確率を6%から9%アップさせることが可能です。
勝っている内にやめる
カジノの勝ち方で肝心なのは、勝っている内に止め時を知るということです。
「結局勝つのはカジノだ」という常套句は、長いスパンで見たときにのみ当てはまり、ハウスエッジありきの話です、長い期間プレイするにつれて利益はハウスエッジに相殺されるため、カジノは長期的に利益を上げることができるのです。
ご存知のように、スロットのハウスエッジは3%から25%に設定されています。
つまり、スロットでは100ドル賭けるごとに、カジノ側に3ドルから25ドル(スポーツギャンブルでいうビゴリッシュ)を掠め取られることになります。
しかしながら、スロットで勝てる可能性はゼロというわけではなく、実際に最初の数回のスピンなら勝てる可能性は高いです。
ただ、何時間もプレイすると、平均損失額はどんどんハウスエッジに近づいてしまいます。
というわけで、ベストなカジノの勝ち方とは、例えばブラックジャックで10ゲームだけプレイしたら獲得した利益をすべて持ってプレイをやめるように、勝っている内にプレイをやめるかカジノから立ち去ることです。あらかじめ軍資金を決めておいたり、途中で資金をATMからおろしてしまわないようにカード類を手元に置かないという対策も効果的でしょう。
ギャンブル依存症の傾向が強い人の場合、勝っても満足できずに続けてしまい、最終的に負けてしまうということが多いので、必ず引き際を理解するようにしましょう。
RTPが最も高いゲームをプレイする
ほぼすべてのカジノゲームで設定されているハウスエッジは回避することができないので(カジノの利益の元なので)、ハウスエッジが最も低いゲーム、RTPが高いゲームを選んでプレイすることが次にベストなカジノの勝ち方です。
これからご紹介するのは、どれもプレイヤーの勝てる確率が最も高くハウスエッジが最も低いカジノゲームです。
クラップス
ランドカジノ、特にラスベガス・ストリップでは、クラップスが最もエキサイティングで人気のあるテーブルゲームの1つです。プレイすると人生の成功者になった気分が味わえますが、ハウスエッジが最も低い部類に入ることがこのゲームの最大の魅力です。
例えば、カム/ドントカムとパス/ドントパスのベットでは、ハウスアドバンテージはわずか1.4%でハウスエッジは平均2.78%程度です。
19世紀初頭に考案されたクラップスは2つのサイコロの出目(合計値)に賭けるテーブルゲームで、ランドカジノでは最もスリリングなゲームです。
出目は3種類あり、一番良いのは7か11の「ナチュラル」、反対に良くないのは2、3、12の「クラップス」、ナチュラルとクラップス以外の数字を「ポイントナンバー」と呼びます。
ブラックジャック
ブラックジャックはオンラインカジノや大衆向けのランドカジノで多くのファンにプレイされているテーブルゲームです。
スロットより高い勝率、バカラよりも簡単なルール、ポーカーよりもカジュアルでクラップスよりも気軽に楽しめることなどから、初心者にも勝ちやすいカジノゲームとされています。
オンラインのブラックジャックには、無料またはリアルマネーでプレイできてボーナスまで付いてくるタイプのものが数多くあります。
プレイ方法やルールは、オンラインカジノでもランドカジノでも変わりません。
バカラ
バカラは高配当でルールが覚えやすいイタリア発祥のゲームです。バンカーベットのハウスエッジは1.06%まで下がることもあります。
主にシュマン・ド・フェール、ミニバカラ、プント・バンコ(アメリカン・バカラの元)の3種類があり、バンカーまたはプレイヤーのどちらかにベットします。
バカラのルールとプレイ方法はとてもシンプルですが、バカラはディーラーと勝負するゲームであり、他のプレイヤーと競うわけではないことを理解しておきましょう。
ディーラーを含むテーブルの全員に2枚のカードが配られたら、バンカーまたはプレイヤーにベットするだけです。
カード数字の合計がより9に近い方を当てることがこのゲームの主な目的です。フェイスカード(絵札)と10は0としてカウントされるので注意しましょう。
プレイヤーが勝つ方にベットした場合、バンカーの数字の方が9に近ければ負け、逆なら勝ちになります。
バンカーとプレイヤーの数字が同じ場合は引き分けで損も得もしません。配られるカードの枚数はルールにより2枚もしくは3枚となります。
どのカジノもバカラには独自ルールを設けていますが、プレイ方法は通常変わりません。
プレイヤーベットのハウスアドバンテージは1.36%、バンカーベットは1.06%と、プレイヤーベットの方がややリスキーです。
ルーレット
いくつかバリエーションはありますが、一般的にルーレットはオッズがかなり高くプレイしやすいテーブルゲームです。フレンチルーレット、アメリカンルーレット、ヨーロピアンルーレット、どれもプレイは簡単で初心者やベテランプレイヤーに最適です。
ルーレットは多様なベット方法が魅力で、色(赤・緑・黒)、ハイ/ロー、実際の数字などにベットすることができます。
シンプルなルールながらも、高度な戦略を駆使してハウスエッジを下げることもできます(元々ハウスエッジは2.5%とかなり低いですが)。
ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットではルールが多少異なるので、注意しましょう。
ビデオポーカー
ビデオポーカーと聞くと小洒落たスロットを想像するかもしれませんが、別物です。
スロットの勝率はプレイ方法やRTP、実機に依存しますが、ビデオポーカーはスキル、戦略、知識のすべてを用いて勝負します。
「デュース・ワイルド」はハウスエッジが最も低いビデオポーカーの1つですが(RTP:99.73%)、一部には長くプレイしてもらうために、100.76%の設定で実質プレイヤーにお金を払っているようなカジノもあります。
バカラでは常にバンカーにベットする
カジノでバカラをプレイするなら、常にバンカーにベットすることがベストな勝ち方です。
この場合の還元率は98.94%になり、カジノ側のアドバンテージ1%をわずかに上回る程度に抑えることができます。
実戦の前にトレーニングやまずは無料プレイから
あらゆるオンラインカジノゲーム(ブラックジャックやポーカーなどのカードゲームは特に)では、「とにもかくにもトレーニング」を信条としてください。
嬉しいことに、ほぼすべてのオンラインカジノには無料で何度でも遊ぶことのできるデモ版が用意されていますので、スキルアップや戦略のブラッシュアップ、勝率アップ方法の学習に活用しましょう。
加えて、無料デモ版をプレイすることは、身につけた戦略の効果を実際に確かめるチャンスでもあります。車の試乗と同様に、大きなプラスはあってもマイナスになることは何もないのです。
カジノのボーナスや特典を活用する
ご存知だとは思いますが、ほとんどのオンラインカジノではボーナスや継続特典が用意されています。オンラインカジノに特に多く、ブラックジャックのようなスキルゲームでは特別なリワードを獲得することが可能です。
大勝ちするには多額のバンクロールが必要となるスロットやキノなどのRNG(乱数発生器)を使用したゲームにも同様にリワードが用意されています。
オンラインカジノ業界は競争が激しいため、最大2,500ドルかそれ以上のウェルカムボーナスでプレイヤーを呼び込んでいます。
例えば、BetMGMは新規のプレイヤーに最大1,000ドルの100%ボーナスと、100ドルの無料デモ版用マネーを提供しています。これほど多額のお金があればバンクロール額を容易に増やすことができます。
もちろん、BetMGM以外にも驚くほど多額のボーナスを提供しているカジノは他にもありますので、オンラインカジノのレビューでボーナスをチェックして、ニーズに最もマッチするカジノを是非探してみてください。
バンクロール管理
資金の管理はギャンブラーの必須スキルですが、ブラックジャック、ルーレット、バカラをプレイする時は特に欠かせないものです。
これらのゲームで、バンクロールを増やして勝率を上げるために覚えておきたいヒントをご紹介します。
勝利金の上限を決める・守る
勝ち続けていても、あらゆる幸運にはやがて終わりが来るものです。
だからこそ、特にブラックジャックをプレイする時は勝利金の上限を設定することが重要になります。
上限を設定することでバンクロールを守れるだけでなく、ブラックジャックの攻略法をより効果的にすることができます。
カジノのベットにはハウスアドバンテージがあるため、長いスパンで見ればプレイヤーは必ず負けることになります。なので、設定した上限に到達したらすぐにプレイをやめて利益を確定させましょう。
例えば、上限をが200ドルとした時、100ドルのバンクロールから始め、資金の総額が300ドルに達した際にプレイを止めるということになります。
小休止して体を動かしたり、お酒を飲みに行ったり散歩などしてみてはいかがでしょうか。
同様に負けた場合の上限を決める・守る
負けのリミットを設定してそれを守りましょう。リミットを80ドルに設定した場合、バンクロールが20ドルに達した時点で負けと判断するべきです。
オンラインカジノからログアウトするか、切り替えて別のゲームをプレイしましょう。
バンクロールを細分化する
複数のカジノゲームをプレイすれば勝てる確率が高くなりますので、それぞれのゲーム用にバンクロールを用意しましょう。これはオンラインカジノ・ランドカジノどちらにも当てはまることです。
例えばバンクロールを500ドルとした場合、100ドルをバカラ用に確保し、残高が400ドルを下回る、もしくは勝利金の上限に到達したらすぐにテーブルを去りましょう。
同様に、ブラックジャックを1時間や2時間など時間を決めてプレイする時は、その時間内のバンクロール、勝ち負けのリミットを設定しましょう。
ハウスエッジが低いものに賭ける
バカラのようなテーブルゲームでは、常にバンカーにベットしましょう。
バンカーベットのハウスエッジは1.06パーセントとプレイヤーに有利だからです。
逆に、タイベットはハウスアドバンテージが14.36%ととても高いためベットしないようにしてください。
オールインはしない
「卵を全部一つのかごに入れるな」(一つのことにすべてを賭けるなという意味)という言葉がありますが、バンクロールは十分なリターンが得られるまで持たせなくてはいけません。
カジノ映画と現実は違うので、1つの手に全財産をつぎ込むことは最悪の考えです。一度にバンクロールをすべて失うことはカッコ良くも何ともないのです。
カジノでは常にしらふで
アルコールとカジノゲームの相性が悪いことはよく知られています。
酔っていると判断力が低下し、失うわけにはいかない金額を超えた額をベットしてしまったり、よりハイリスクなベットで多くの資金をつぎ込んでしまう可能性もあります。
カジノは勝てる?
常にカジノで勝つことができる可能性は限りなく低いです。カジノのゲームは、確率的にカジノが有利になるように細心の注意を払って設計されていて、長期的には必ずカジノが有利になります。
短期的に少額を稼げるラッキーに恵まれたとしても、それを長期的に維持できる可能性は非常に低いのです。
オンラインカジノもランドカジノも目的は利益を出すことなので、最終的にカジノ側が勝つようにゲームやペイテーブルが設定されています。
ブラックジャックやポーカーなどの特定のゲームでは、戦略やスキルを使って勝率を上げることは可能ですが、それでもカジノが有利であることは変わりません。
どんなに優れたスキルがあっても、これらのゲームでコンスタントに勝つことはできないのです。
結局、短期的にはカジノでお金を稼ぐことはできても、長期的にはカジノで常に勝つということは不可能なのです。
このことを忘れずに、常に節度を保ちながらギャンブルをすることが大切です。
オンラインカジノなら勝てるの?
オンラインカジノは勝てるのか気になる方も多いかと思います。
オンラインカジノもランドカジノと同じく何も考えずに運任せで立ち回っていたら勝つことはできません。
期待値の高いアクションをし、期待値の高い賭け方をすることによって、少しずつプラス収支にするということは可能です。カジノで勝率を高めるためには立ち回りが重要であるとも言えます。
オンラインカジノは違法なのではないかと心配している人も多いかと思いますが、現状の日本ではグレーゾーンというのが現実です。
日本のオンラインカジノ市場は、オンラインカジノが合法化されているヨーロッパの国よりも盛んだと言われており、遊戯人口も100万人以上いるのにも関わらず、逮捕者は数えるほどしか出ていません。
また、ランドカジノにはないの大きな違いの一つに遊べるゲームの種類が豊富という点が挙げられます。昨今、世界中で新しいオンラインカジノが誕生し続けており、新作のカジノゲームも続々と遊べるようになっています。
オンラインカジノで遊ぶ際は自己責任で楽しみましょう。
カジノで勝ちやすいゲームは?
カジノで勝ちやすいゲームは、ハウスエッジが低いゲームです。
ハウスエッジとは、胴元の取り分です。そもそもカジノ側が有利なルールになっているということです。
パチンコ屋では、売上を出すために釘調整や設定をしていますが、カジノの場合は、そもそものルールに含まれているので、回収日やイベント日のような概念自体がないです。
カジノで勝ちやすいゲーム・ハウスエッジが低いカジノゲームとして有名なのがブラックジャックです。
ブラックジャックでは、
- カウンティング
- ベーシックストラテジー
などのテクニックを駆使することでハウスエッジを下げ、期待値を上げることが可能となっています。そのため、カジノのゲームの中でも勝ちやすいゲームと言われています。
カジノは客がいくら勝っているのか把握してるの?
カジノ側が客がいくら勝っているか把握し、勝ちすぎている客には負けるように仕込んだり、出禁にしたりということはありません。
そもそも、カジノ側でそれぞれのお客さんがどれくらい勝っているかは把握する術がないため、個人を特定し、勝敗をコントロールしたりすることはできないということですね。
カジノ側がわかることと言えば、せいぜいどのテーブルでどれくらい売上が出ているのか、赤字になっているのか、などでしょう。
トランプはいつからあるの?
トランプの歴史については、よく議論されますが、世界に残っている文献の中で最古のものは9世紀の中国で現在のトランプのようなゲームが行われていたというものです。
現在のトランプに近い形が生まれたのは14世紀のヨーロッパだと言われています。
オンラインカジノにはディーラーがいるの?
オンラインカジノのディーラーは、ライブカジノというジャンルのゲームにはいます。
オンラインカジノには、ビデオゲームとライブゲームの2種類が存在します。
ライブゲーム(ライブカジノ)の場合は、本物のオンラインカジノディーラーたちがカメラの前で生放送でゲームを進行してくれるため、ディーラーはいるということになりますね。
ビデオゲームの場合は、コンピューターが結果を打ち出すような形式なのでディーラーはいません。
オンラインカジノディーラーの年収はどれくらい?
カジノディーラーの年収は、約600万円と言われています。
ランドカジノのディーラーよりは年収が高いと言われていますが、ランドカジノのディーラーは、チップをたくさんもらえる仕事なので、実際には同じくらいの給料レベルなのかもしれません。
また、日本人がカジノディーラーとして勤務をしたい場合には、ヨーロッパなどに移住する必要があるため、日本から働くことは不可能です。