ギャンブルが目的でもギャンブル以外のアクティビティが目的でも、初めてカジノに行く時はどれくらいの軍資金が必要なのか気になりますよね。中にはノリに任せて持ってるお金を全額使ってしまう人もいますが、ここは一つ慎重に、カジノで遊ぶ計画や軍資金をきちんと決めておいた方がより安心でしょう。
カジノの軍資金が大体いくら必要かを計算するには、少なくとも2つのことを自分に問いかけてみると良いでしょう。
まずは、何故カジノに行くのかということ。楽しむことが目的なのか、お金を稼ぐことが目的なのか。当然、目的は人によって異なりますし、その答えがまた別の問いかけへと繋がります。
...とは言ってみたものの、基本的にカジノに行く人のタイプというのは2つしかないんです。
1.カジノを楽しみたいタイプ
カジノを楽しみたいタイプの人にとって、ギャンブルは基本的に二の次です。
なのでこのタイプの人は、お酒や食事、ショーなど、カジノ以外の娯楽に重点を置いた軍資金の計画を立てましょう。ラスベガスやモンテカルロなどはお金がかかり、カジノのアクティビティをすべて楽しむには400ドルから2,000ドル以上必要になることもあります。アトランティックシティのような格安でギャンブルができる都市では、100ドルから200ドルの軍資金があれば問題ないでしょう。
実際、カジノに楽しみを求める人のほとんどは、レストランで2時間ほど過ごせるぐらいの金額でカジノを満喫しています。金曜日の夜に友人や家族とイタリアンレストランで200ドル使っても平気という人なら、同じ額をカジノで賭けても後悔することはないでしょう。
2.ギャンブルで稼ぎたいタイプ
ギャンブルで稼ぐことが目的でカジノに行く場合、短期・長期両方の目標を考えなくてはいけません。
目標に基づいてバンクロールを設定し管理することによって、カジノで利益を上げることができます。
バンクロールとは、カジノで稼ぐという目標を決められた期間で達成するために必要な軍資金のことで、長期的に見ればカジノのギャンブルで使う金額と直結しています。
利益を求めるならカジノの軍資金はバンクロール総額に直接関係してきます。ギャンブルの専門家によれば、特にブラックジャックやポーカー、バカラなど、多くの軍資金が必要なゲームをプレイする場合は、バンクロール総額の10%か20%をカジノに持って行くべきとのことです。
ただし、予期せず負けが続いてしまった時に備えて、さらに10%を軍資金に上乗せすることを勧めています。まとめると、長期的にカジノでプレイする場合は、バンクロール総額の20%がカジノの軍資金となります。
例えば、バンクロール総額が10,000ドルだとすると、20%の2,000ドルを毎回カジノでのギャンブル専用に使う必要があるということになります。
また、カジノで稼ぐためには他の諸費用も頭に入れておくべきポイントで、ホテル代、飲食代、交通費、その他諸々に、バンクロール総額の5%を追加で軍資金に上乗せする必要があるかもしれません。
結論:カジノの軍資金は最低でも100ドルは必要。100ドルあればカジノで必要なすべての費用を十分カバーできます(旅費、遊びに使うお金、飲食代、カジノでスっても痛くない金額も当然含まれる)。
ギャンブルで稼ぎたい場合の軍資金は、損失額の許容範囲とプレイするゲームによって異なります。
カジノの軍資金を決めるポイント
カジノの軍資金を決める際に重要なポイントがいくつかあるので、みていきましょう。
1. バンクロール

カジノの軍資金の決め方には、よく使われる優れた方法があります。
それには以下の重要なステップが2つ存在します。
- バンクロールを設定する
- バンクロール総額の10%(さらに保険として10%)をカジノの軍資金とする
これはとてもわかりやすく効果的な方法で、スマートにカジノの軍資金の計算や管理ができます。ですが、バンクロールの設定は実に難しいもので、紙に数字を書いておしまいという単純なものではありません。
バンクロールの設定は、口座残高や手持ちの資金を数字に書き出すだけではなく、困ったことに貯金やクレジットカードにすら手を付けることになります。
長い目で見ると個人の懐事情にとっては恐ろしいことで、日々暮らしてくためにはこのせいで全財産を失うわけにはいきません。
車や住宅のローンの支払い、食費やその他の避けられない出費があるはずです。
バンクロールとは、カジノゲームでベットするわけにはいかないお金のことだと思ってください。ギャンブルはその性質上、勝つこともあれば全財産を失うこともあるということを忘れてはいけません。
したがって、バンクロールには捨ててもいいお金、つまりスってもいいお金だけを含める必要があるのです。
例えば、給料をもらったり口座に10,000ドル入っていたとしても、各種支払いや出費のことを考えると、実際に使えるのは800ドルしかない場合があります。
この800ドルを軍資金にカジノでギャンブルをするつもりなら、この資金はバンクロールといえます。といったように、バンクロールの設定について理解できたところで、次にカジノの軍資金をはっきり決める話に移りましょう。
スマートなギャンブラーは、バンクロール総額の割合でカジノの軍資金を計算します。これは、長期的に利益を出すためのバンクロール管理・拡張に最も効果的な方法の1つです。プロギャンブラーの大半は、特に2,000ドル以上の多額のバンクロールがある場合、完璧な軍資金の割合は5%だと言います(2%というギャンブラーも一部います)。
しかしながら、程々のバンクロール額(500ドル〜5,000ドル)でそれなりの利益を狙うカジュアルギャンブラーには、その割合を10%に引き上げることを強くオススメします。もし初めてのカジノで負けたとしても、バンクロールが減ることはないですし、たとえ勝ったとしても興奮して浮かれることもないでしょう。カジノに行く大多数の人にとって理想的な選択と言えます。
予期せず負けが続いてしまった時のダメージを軽くする保険として、バンクロール総額の10%(または自分で決めた割合)が追加で必要なことをお忘れなく。そうすれば、一晩中ギャンブルをするつもりが2時間で全財産をスってしまったという場合でも、この追加の軍資金を利用することができます。
2. 1回のベットにかける金額
プロギャンブラーの大半は、特にバカラやブラックジャック、ルーレットといったハイステークスカテゴリーのゲームでは、1回のベットにバンクロール総額の5%以上を絶対に賭けてはならないと言います。
ゲームのスピード感で言うと、ブラックジャックは1時間に50ゲームをプレイできるのに対し、バカラのは1時間に約70ゲームをプレイすることができます。
ブラックジャックを1ゲーム10ドルで1時間プレイする場合、50ゲーム×10ドルで合計500ドルが必要となりますが、週末の2日間にラスベガスで1日4時間プレイする予定であれば、最低でも4,000ドルの軍資金が必要となります。
ベット額を20ドル、またはスターティングバンクロール総額の5%に制限してプレイを始めたからといって、その額を維持しなければいけないなんてことはありません。
要するに、常にバンクロール総額の5%を賭けることがバンクロール管理だということです。
近場のカジノやオンラインカジノのゲームで200ドルを獲得したケースを考えてみましょう。バンクロールが800ドルに増えた場合、1回の最低ベット額をその5%、つまり40ドルに増やすことができます。
しかし逆を言えば、負けが続いてバンクロールが200ドルになった場合はその5%、つまり毎回10ドルしか賭けられないことになります。
大切なことは、自分を厳しく律することで全財産を失わないようにすることです。負けが込んで残り10ドルしかない状況でも、ダブルアップの誘惑に負けてブラックジャックの1回のゲームで全額ベットするなんてことはせず、ルールを守って50セントだけベットするようにしましょう。
バンクロールに上限を設定するプレイヤーもいます。例えばバンクロールが1,000ドルまで増えたら、それ以上の利益はゲームで使わず、素敵な物を買ったり老後の蓄えに回すなど、自分へのご褒美にしようと思うこともあるでしょう。
つまり結局、ハイステークスゲームの楽しみ方は人それぞれだということです。
3. カジノに行く目的
カジノに行く目的を考えてみてください。スターティングバンクロールを2倍にすることでしょうか?それとも、ミーティングの合間やイベントが始まる前の時間潰しでしょうか?お気に入りのカジノゲームで遊んだりお金を稼ぐことでしょうか?
目的があることでカジノの軍資金を決めやすくなります。大勝ちして儲けたいならスってもいいだけの分のお金をできるだけ多く持っていくのが得策ですし、観光気分を味わいたいなら旅費の10~25%で好きなスロットを楽しむのが良いでしょう。
4. 好きなカジノゲーム
スロットだけしか試さないという人は、あまりいないかと思います。クラップスやルーレットをプレイしてみるのもアリですし、ポーカーの方が気に入るかもしれませんよね。自分好みのカジノゲームを知っておくことは何かと便利です。
スロット
スロットは機種ごとにRTP(還元率)がオープンになっていて、カジノもそれを宣伝しています。ただし、カジノが宣伝しているのはそのカジノにあるスロット全体のRTPなので、機種によっては他よりも良いRTPのものがあることは覚えておきましょう。
ラスベガスでは「クレオパトラ」のようにファンの多いスロットが94%のRTPを誇る一方で、「メガバックス」は75%とRTPが低く勝ち目の薄い機種です。お気に入りのスロットのRTPを調べてみてください。
テーブルゲーム

ルーレット、ブラックジャック、クラップスは大人気テーブルゲームですが、どのゲームも多様なベット方法があり、それによって配当も様々です。
例えば、クラップスにはとても有利なRTPのベット方法もあれば、バンクロールに対して驚くほどハイリスクなベット方法もあります。
ポーカー
1/2NLH(レートが1-2ドルのノーリミットホールデム)はスタンダードな低レートゲームで、カジノのポーカールームでプレイします。
どのテーブルもバイインはビッグブラインドの100倍を推奨しているので、レートが1-2ドルのテーブルでプレイするなら最低でも200ドルの軍資金を持っていきましょう。
保険をかけておきたいなら、リバイ用の軍資金も予備で用意しておいた方がベターです。
カジノに持っていく軍資金
カジノに持っていく軍資金は自分のギャンブラータイプに合わせて(カジュアルギャンブラー、中級ギャンブラー、ハイローラー)、50ドル〜100,000ドルにしましょう。
何より重要なことはギャンブルの目的とバンクロールです。
カジノでのNG行為
カジノでは以下の行為はご法度です。
暴力的な言動や行為

カードゲームやルーレットで負けが込んでお金がなくなっていくのはとても辛いですよね。それでも、カジノでは冷静さを失ったりキレたりするのは絶対にNGです。
ツイてないからといって、他のプレイヤーやディーラーに怒鳴り散らしたりしないようにしましょう。
お酒を大量に飲む

ほとんどのカジノでは無料でお酒が提供されますが、実はこれ、プレイヤーからお金を巻き上げるためのカジノの作戦の一つなんです。
飲み過ぎると判断力が低下し、まともにカジノでゲームをプレイすることができなくなりますし、バンクロール管理にも悪影響が出てしまいます。
カジノフロアに子供を連れていく
カジノで一番やってはいけない行為がこれです。カジノのギャンブルフロアは未成年者の入場厳禁です。
あなたがブラックジャックやスロットをプレイしている横にお子さんを座らせていたら、確実に警察が来て逮捕されます。
バンクロールが尽きてクレジットカードに手を付ける
考えるまでもなくNGです。
ありがたいことに、大半のクレジットカードはカジノのキャッシャーで使えませんが、たとえクレジットカードでチップの支払いや出金ができたとしても、カジノでギャンブルの軍資金としてクレジットカードを利用しようとは思わないこと。
バンクロールが尽きた場合は別の手段で何とかしましょう。
喫煙エリア外でタバコを吸う
カジノにいてタバコを吸いたくなるのは何も悪いことではありません。
カジノ側もそれが分かっているので、大半のカジノはゲームフロアに喫煙エリアを設けています。タバコを吸う時は必ずこの喫煙エリアで吸うようにしましょう。
ゲームの途中で参加する
ブラックジャックでも、ルーレットでも、クラップスでも、バカラでも、ゲームの途中で参加するとディーラーは気が散りますし、他のプレイヤーは混乱してしまいます。
当たり前のマナーとして、1回のゲームが終わってか参加するようにしましょう。