いきなり答えになってしまいますが、カジノが赤字になる日はほとんどありません。
カジノには、ハウスエッジが存在し、常にカジノ側に利益が出るようなルール設定をしています。そのため、1日を通して、カジノ側が負け続けるという異常事態が起こらない限り、カジノが赤字になってしまうことはありません。
ただ、そういった異常事態は、1日単位で起こることは、あったとしても月単位で見た時に起こる可能性は、ほとんど0%です。
なので、月間を通してカジノが赤字になるということは、あり得ません。
ちなみにハウスエッジについてもハウスエッジ解説記事で詳しく解説してるので、ぜひ併せて読んでください。
なんでカジノの利益はマイナスにならないの?
カジノが赤字にならない理由を見ていきましょう。
ハウスエッジ
冒頭で説明した通り、ハウスエッジは、カジノが黒字経営していくためには必要不可欠なポイントです。
知らない人も多いかもしれませんが、スロット、ビデオポーカーマシン、ルーレット、ブラックジャック、バカラ、ビンゴのようなカジノのゲームには、全てハウスエッジが組み込まれています。
ハウスエッジは、カジノ側の取り分のことを指し、取り分を確保するために全てのゲームにカジノ側が有利になるようなルールを取り入れています。
簡単にいうと、ゲームによって、当たる確率や頻度などは、異なるけど、最終的にはカジノが勝つということには変わりないということです。
最初の方は、プレイヤーが連勝しようとも最後にはカジノが捲れるような理論に基づいて、ルールが作られています。なので、プレイヤーが勝つための唯一の方法は、ハウスエッジに抗うことでなく、勝ったタイミングで勝ち逃げしてしまうということですね。
ギャンブル以外のレジャー
また、カジノは、ギャンブル施設だと思われがちですが、レストランやプール、バーやクラブ、ホテルなどなどあらゆる施設が併設されていて、そういったレジャー施設から利益を出しています。
なので、カジノが少し赤字であったとしても、併設施設からの利益で黒字まで持っていける可能性が高いということですね。
一部のカジノでは、本業のカジノ施設より、併設施設の売上の方が高いということもあるみたいです。
カジノは新型コロナウイルスの影響はあったの?
カジノも例外なくコロナウィルスの影響を受けました。パンデミックが起こったばかりの時期には、ほとんどのカジノが休業し、その間はカジノ側は売り上げを出せない状況でした。
なので、規模が小さいカジノは、立て続けに閉業してしまいました。
コロナウィルスのパンデミックは、かなりイレギュラーなトラブルだったので、閉業してしまったカジノも多いですが、基本的にカジノは、儲かりやすいビジネスモデルなので、立て続けに閉店するようなことは、滅多にありませんね。
コロナのパンデミックでランドカジノは、影響を受けましたが、オンラインカジノは売り上げを上げた会社が多いです。コロナ禍は、みんな家で自粛していたので、家の中でギャンブルをしたいという人が増加したためだと言われています。
日本市場でもオンラインカジノの登録者数がかなり増加したと言われています。恐らくですが、パチンコを打っていた層がオンラインカジノを始めたことが要因だと思います。
カジノプレイヤーの平均負け額はいくら?
アメリカのカジノプレイヤー全体を見た時に、年間平均 500から600ドルほど負けていると言われています。
ただ、このデータは、観光客やレジャーのためにカジノを訪れる人も含めているので、戦略を立てたり、本気で立ち回っているうようなプレイヤーだけで平均を取ったら、数字が変わってくるかもしれませんね。
そして、もう一つの調査では、カジノで負けるプレイヤーの89%は、スロットまたはルーレットで負けているという結果が出ています。
この2つのゲームの共通点は、運の要素が強いというところですね。
残りの11%の人たちは、平均150ドルほど勝っているというデータが出ているそうです。
カジノで勝率を上げるコツは?
カジノプレイヤーの平均負け額を見て、がっかりした人も多いかと思います。ランドカジノだけでなく、オンラインカジノも同じような平均負け額だと思います。
やはりカジノで、安定して勝つことは難しいですが、立ち回り方を考えれば、安定してプラス収支を出すことは可能だと思います。
ここからは、勝率を安定させるためのコツを紹介していきますね。
RTPが高いゲームをプレイする
RTP(リターン・トゥ・プレイヤー/還元率)は、その名の通り、還元率のことを指します。要するに長時間プレイし続けた時にどれくらいの金額が返ってくるかを示す理論値ですね。
RTPが90%のゲームでは、1日通してプレイし続けたら最終収支は、賭けた額の90%ほどに収束してくるということです。
RTPが高いゲームの方が、理論的には勝ちやすいゲームということなので、プレイしようとしているゲームのRTPは必ずチェックして、少しでも高いゲームを選びましょう。
お酒の飲み過ぎに注意する
ランドカジノやオンラインカジノをプレイしながらお酒を飲むのは、避けた方がいいと言われています。やはり、お酒を飲むことで判断力が鈍ってしまったり、普段賭けないような派手な賭け方をしてしまう可能性が高いです。
なので真剣にカジノで勝ちたいと思っている人は、お酒を飲むのを我慢するのがおすすめです。
バンクロール(資金)管理を徹底する
カジノでうまく立ち回るためには、資金管理の徹底は必要不可欠ですね。まずゲームを始める前にその日の軍資金を決めておき、軍資金が尽きたらすっぱりとやめるのが大切です。
また、損切りだけでなく、勝ち額の上限も決めておくのがおすすめですね。カジノに関わらず全てのギャンブルは、やめ時が大事ですね。
特典やボーナスを利用する
カジノでは、初回プレイや新規登録に対して、フリースピンやキャッシュバックといった特典がもらえることがあります。ランドカジノでも貰えることはありますが、オンラインカジノは特にボーナスを配布してくれることが多いです。
勝つためには、こういったボーナスをどれだけうまく活用できるかが鍵になってきます。
ラスベガスカジノの1日の売り上げは?
ラスベガスのカジノの1日の平均売り上げは、190万ドル(約2億円)だと言われています。
ラスベガスのカジノの年間売り上げは、平均約700億円ほどということになります。かなり儲かっていると感じる人も多いかと思いますが、パチンコの方が圧倒的に儲かっています。例えば、マルハンの年間売り上げは、1兆円を超えると言われています。
パチンコ全体の総売り上げは、10兆円を超えると言われています。
ラスベガス全てのカジノが束になっても、パチンコには敵わないということですね。
また、ラスベガスのカジノの売り上げは、立地によってかなり変わってきます。ストリップの近くにあるカジノの売り上げは、かなり高い傾向にあります。
ラスベガス・ストリップにあるカジノの一日の売り上げ
ストリップ近郊にある、カジノは、1日平均60万ドルの収益を上げています。
ストリップの帰りにカジノに立ち寄るという人が多いため、売り上げが上がると言われています。
ラスベガス・ストリップ以外にあるカジノの一日の売り上げ
ラスベガス・ストリップ以外にあるラスベガスのカジノは、1日平均12万1,000ドルの収益を上げています。
ストリップ近郊のカジノの売上の5分の1程度しか儲かっていないということですね。
ストリップが如何に重要な要素かということがよくわかりますね。
シーズンごとの収益
カジノの売り上げは、立地条件だけでなく、シーズンによってもかなり変わります。
例えば、ラスベガスのカジノは4月がオフシーズンと言われており、売り上げが比較的低い傾向にあります。
ラスベガスのあるクラーク郡にある全カジノの4月の月間総収益が、8億ドル強であったのに対し、12月の月間総収益は、10億ドルで、20%売り上げが増加しました。
カジノが最も損をするゲームは?
カジノ側が損をしやすいゲームというのは、裏を返せば、プレイヤーが勝ちやすいゲームということですね。
ブラックジャックやクラップスは、比較的ハウスエッジが低く、プレイヤーが勝ちやすいゲームだと言われています。
そのため、ブラックジャックやクラップスは、カジノ側が損をする可能性が高いゲームということになります。
カジノはほとんどの人が負けるの?
カジノはほとんどの人が負けるからこそ成り立つビジネスです。
4,200人以上のオンラインカジノプレイヤーを対象としたある研究では、全体の約89%がマイナス収支で終えたという結果になりました。
負けてしまったプレイヤーの特徴をまとめたので、見ていきましょう。
スロットメインでプレイする
スロットは、ほぼすべてのカジノにあり、難しいルールもないため、まずはスロットという人も多いかと思います。
しかし、スロットは、ハウスエッジが最も高いゲームのため、プレイヤーに不利です。スロットをメインでプレイしているプレイヤーのほとんどは、負けているとも言われています。
長時間プレイする
先ほど軽く説明しましたが、カジノのハウスエッジやRTPは、長時間遊べば遊ぶほど理論値の数字に収束するようになっています。
ハウスエッジが、0%やマイナスのゲームは存在しないため、長時間遊べば遊ぶほど、勝率は下がってしまいます。
予算と勝ち負けの上限を設定しない
上手く立ち回って、安定してプラス収支を出しているプレイヤーは資金管理を徹底しています。
損切り額はもちろんのこと、勝ちの上限を決めている人も多いです。反対に負けやすい人は、向こう見ずでどんどん賭けてしまう人が多いと言われています。
カジノの負けの史上最高額はいくら?
カジノで負けた史上最高額は、1億2,700万ドルという驚異的な額です。2007年にテレンス・ワタナベ氏が約12ヶ月におよぶギャンブル三昧を決行した際に損失した金額です。
この間、ワタナベ氏は合計8億3,500万ドル以上を賭け、およそ1億2,700万ドルを失いました。負けのほとんどは、シーザーズ・パレスのブラックジャックとバカラで負けたものだそうです。
後に、ワタナベ氏はギャンブル依存症であることが判明。実際、2000年に父親から受け継いだ貿易会社を売却しており、ギャンブルに没頭していました。
一方、シーザーズ・パレスを運営するシーザーズ・エンターテインメント社は、ワタナベ氏に酒気帯び状態でギャンブルをさせたとして、22万5,000ドルの罰金が科せられました。
その他にも、歴史に残るカジノでの大負けは、以下の通りです。
- 1992年〜1995年、アーチー・カラス氏が4,000万ドル損失
- NBAの元スター選手、チャールズ・バークレー氏が3,000万ドル損失
- 不動産王のハリー・カカヴァス氏がオーストラリアのクラウン・カジノにて2,050万ドル損失
- 前サンディエゴ市長、モーリーン・オコナー氏が10億ドル以上を賭けて1,300万ドル損失
ラスベガスのギャンブラーは平均してどれくらい負ける?
ラスベガスのギャンブラーは、カジノに行くたびに平均して約500ドル負けるといわれています。
ラスベガスに訪れるギャンブラーは、平均3~4日間、1日に平均4~8時間、カジノで過ごします。ラスベガスのギャンブラーの1日あたりの平均消費額は約150ドルです。