ブラックジャックでは、配られたハンドが11であった場合には、ダブルダウンをした方が良いと言われています。
というのもダブルダウンは、賭け金を2倍することで、配当も2倍になるため、大きく稼ぎたいという方は、必ずチャンスを見計ってダブルダウンすることをおすすめします。
ブラックジャックで11をダブルダウンすべき理由
ブラックジャックで勝つための条件は、ディーラーよりも21に近づけるというものです。最初の2枚のカードの合計値が11だったらチャンスです。
11のカードを持っているということは、21ピッタリを引ける確率が高いです。ブラックジャックでは、1デッキ52枚のうち10として数えられるカードが、16枚あります。(10,J,Q,K)そのため、11を持っている時にヒットして次のカードが10である確率がなんと30.7%です。
そのため、ディーラーのアップカードに関わらず、自分が11を持っている際には、ダブルダウンするようにしましょう。
基本的に、ブラックジャックで勝つためには、チャンスの時に大きく賭けるという考え方が大事になってきます。
最初の2枚のカードが配られる前に10ドルを賭けた場合、ダブルダウンするには、最初の賭け金を再度かけなくてはいけません。要するに合計の賭け額を2倍にするということですね。もちろん、賭け金を倍にするということは、その分リスクも高くなりますが、チャンスの際にリスクを負わない立ち回りをすると、最終的な勝率が下がってしまうので、ここぞという時には、必ず勝負しましょう。
テーブルルールでは、ソフト17の場合、ディーラーはもう一枚のカードを出さなければなりませんが、合計11のハンドでは、何があってもダブルダウンすべきです。ハンドがソフト11でもハード11でも構いません。他のカジノゲームと同様に、ブラックジャックにもハウスエッジというものが存在します。そのため、無謀なダブルダウンは行わないようにすることが大切です。
ハンド11の作り方
11のハンドを作るには、以下のように、2枚のカードの組み合わせが必要です。
- 2 + 9
- 3 + 8
- 4 + 7
- 5 + 6
合計11になる2枚のカードが配られたら、ヒットするか、ダブルするか、に限ります。ここでは、21点を超えてバーストしないように注意しましょう。ただし、2 + 9、3 + 8、4 + 7、5 + 6のハンドでは、常にダブルダウンをすることが望ましいです。もちろん資金に余裕がない場合には、ヒットしましょう。
ダブルデッキ・ブラックジャックで11をダブルダウンする場合
もしカジノ側のルールで、ディーラーはソフト17でヒットしなければならないと決められているなら、11でダブルダウンをすることを考えるべきです。ただし、例外として、11のハンドが以下のような場合、ディーラーのエースに対してヒットしましょう。
- 2 + 9
- 3 + 8
ディーラーのアップカードがエースである場合、2 + 9と3 + 8で構成される11のハンドでは、ベストハンドになるようにカード10、9、8をヒットしたいところです。ところが、すでにシューから8か9が1枚取り除かれているので、上記のハンドの場合、ダブルダウンするよりもヒットする方が望ましいのです。
マルチハンド11のプレイ方法
もちろん、3枚以上のカードで11のハンドを作ることも可能です。例えば、ホールカードが4と2の場合、ヒットした時に5を引けば、11を作ることができます。
ただし、3枚以上のカードを引いた場合、ダブルダウンはできません。ブラックジャックのベーシックストラテジーでは、スタンドせずにヒットするのが最善策とされています。
ハンド11のほかにダブルダウンすべき状況
ブラックジャックでダブルダウンすべきタイミングを見極めるのは難しいかもしれませんが、ブラックジャックのベーシックストラテジーは、表が用意されています。そのため、ベーシックストラテジーチャートを確認するだけで、どのタイミングでダブルダウンをするべきか確認することができます。例えば、ベーシックストラテジーチャートでヒットを指示された場合は、ヒットするのが最善のアクションということになります。
ここでは、ハンド11のほかに、ダブルダウンが有利になる状況を3つ紹介します。
ハード9を持っていてディーラーが2-6(ローカード)の場合
ディーラーのアップカードが7より低いカード(2-6)である場合、ハード9でダブルダウンをするようにしましょう。ハードハンドとは、エースなしで構成された手札のことを指します。2と7の2枚で9を引いた場合、ハード9と呼ばれます。
ソフト9(Aと8)を持っている場合、ディーラーのアップカードに関わらず、ダブルダウンやヒットではなく、スタンドするのが最善策だと言われています。
ソフト16~18を持っていてディーラーが2-6(ローカード)の場合
16〜18のソフトカード(Aと5、Aと6、Aと7)を持っている場合、ディーラーのアップカードがローカードであれば、ダブルダウンすべきタイミングです。エースとローカードを引き、ディーラーのアップカードがローカードの場合には、ヒットするのが吉でしょう。特に、ディーラーのアップカードが6など弱い数字の場合は、かなりのチャンスです!
ハード10を持っていてディーラーが10以下の場合
ハード10はハード11と同じ立ち回りをするようにしましょう。ディーラーのアップカードが弱い時は、ダブルダウンするのがおすすめです。ディーラーのアップカードが10より低い場合には、ダブルダウンやヒットをするようにしましょう。
ここまで解説した、3つの状況では、バーストする確率が低いので、リスクも低いです。
11をヒットした後ダブルダウンはできるの?
11をヒットした後にダブルダウンすることはできません。ハード11の場合も同様です。ヒットした後、ダブルダウンはできません。ヒットした後にダブルダウンができてしまうと、ハウスエッジが0に近づきカジノ側に何もメリットがないので、できないようになっています。
10に対して11でダブルダウンした方がいいの?
ディーラーのアップカードが10以下の場合には、11でダブルダウンした方が良いでしょう。ディーラーが11のハードハンドに勝つ唯一の方法は、エースを引くことですが、確率は低いです。
2に対して11でダブルダウンした方がいいの?
ディーラーが2を持っている場合は、11でダブルダウンすべきです。プレイヤーがバーストする可能性はないのでノーリスクです。ディーラーが2でブラックジャックになる確率もゼロです。ディーラーの2に対して11でダブルダウンをすれば、ほぼ確実に勝利できます。
9に対して11でダブルダウンした方がいいの?
この場合にも、ダブルダウンした方がいいでしょう。ディーラーが9以下のカードを持っている場合、11は非常に強いカードなので、ほとんどの確率で勝つことができます。
5に対して9のペアをスプリットした方がいいの?
ディーラーのアップカードが5の場合、9のペアはスプリットした方がいいでしょう。ベーシックストラテジーでは、ディーラーのアップカードが7以外の場合、9をスプリットすることが推奨されています。。