【ブラックジャック】ディーラーのアップカード4に対して12をヒットすべき?【ベーシックストラテジー解説】

結論から書くと、ディーラーのアップカードが4で12を持っている場合には、ヒットせずスタンドする方が勝率が高いです。

このようにブラックジャックにはヒットしてはいけない状況というのが存在します

ディーラーのアップカードが4で、自分が12のハンドを持っているというのは、プレイヤーが圧倒的に不利な状況です。ここでヒットせずにスタンドすれば、勝てる可能性はあります。

そもそも12は、一般的にブラックジャックで最も弱いハンドの1つです。30.7%の確率で引くことになる10のカードで、バーストしてしまう可能性が非常に高いです。ディーラーのアップカードが4の時は、僅かながら勝てる可能性もあります。

ブラックジャックでは勝率のオッズを考えながら判断するのが大切です。プロとしてカジノのブラックジャックで立ち回っているプレイヤーはオッズをかな

なぜディーラーの4に対して、12をヒットせずに、スタンドするべき理由を解説していきます。

ディーラーの4に対して12でスタンドした方がいい理由

ブラックジャックのベーシックストラテジーチャートによると、ディーラーの4に対する12のハンドは、ブラックジャックで最も難しい状況の1つであると言われています。ご存じの通りブラックジャックは21を目指すゲームなので、当然といえば当然ですよね。

アップカード4を持っているディーラーがバーストする確率は、統計でみれば40%です。言い換えれば、ハンド12を持っているプレイヤーは、このままでは60%の確率で負けてしまうことになります。しかし、もう一枚カードを引くこと(ヒット)にした場合、逆転できる確率は2%、負ける確率は58%と、スタンドするよりも勝率が少しマシになります。

ただそれでも、ディーラーの方が少し有利になってしまいますが、ディーラーの4に対しては12でスタンドすることをおすすめします。ヒットして21を超えてしまうよりも、ディーラーが21を超えてバーストアウトするのを待った方が賢明でしょう。

ハンド12の組み合わせ

ブラックジャックでは、どんな場合でも自分のハンドとディーラーのアップカード。この2つの情報をしっかり確認することが非常に大切です。

12というハンドが成立する組み合わせは以下の通りです。

  • A-A
  • 2-10
  • 3-9
  • 4-8
  • 5-7
  • 6-6(6のペア)

ディーラーが持ちうるアップカードに対して、自分が12のハンドを持っているケースをすべて考えてみましょう。

例えば、ソフト12は、は2と12どちらともカウントできます。6のペアで12を引いた場合、スプリットができます。

上記2つのような組み合わせのハンドの場合は、通常の12よりも多少有利であると言えますね。

12という手札でどのように立ち回るかは、ディーラーのアップカード次第です。ディーラーのカードの数字が大きければ、ある程度ダメ元で強気に出るのが良いでしょう。

ベーシックストラテジーでは、ハード12は、シューのデッキ数、ブラックジャックの種類、ゲームルールによって異なるということはありません。シングルデッキゲーム、マルチデッキゲーム、その他ブラックジャックの種類においても、ハウスエッジを抑えることができます。

ベーシックストラテジーに沿ったハード12の立ち回りかた

ブラックジャックのハード12には、以下の組み合わせのパターンがあります。

ハード12のパターン

  • 2と10の組み合わせ
  • 3と9の組み合わせ
  • 4と8の組み合わせ
  • 5と7の組み合わせ

ベーシックストラテジーでは、ディーラーの2、3、または7以上に対してはヒットし、ディーラーの4〜6に対してはスタンドすべきだとされています。

添付ファイルの詳細ハード12ベーシックストラテジー

ハード12を扱うときに最もよくある間違いは、ディーラーのアップカードが2または3であった場合です。この場合、ヒットの代わりにスタンドするプレイヤーが多いのですがディーラーのアップカードが2か3であった場合、10を立て続けに引いてバーストする可能性もあります。

ハード12でヒットした場合、バーストしてしまうのは、キング、クイーン、ジャック、10という4枚のカードを引いたときだけです。つまり、逆を言えば、17~21という強いハンドを作ることができるカードは、5、6、7、8、9の5枚あるというわけです。

ただし、5〜9以外のカードを引いてしまうと、バーストする可能性の高いハンドができあがります。この場合、バーストする確率がとても高いので、ディーラーのアップカードが4、5、6であるなら、12でスタンドすることを検討すべきでしょう。

しかしながら、ディーラーのアップカードが2または3である場合は、バーストする可能性が低いです。ディーラーのアップカードが2の場合、バーストになる確率は35%で、これは13/20の確率でディーラーが強いハンドを作れることを意味します。

一方、ディーラーのアップカードが3の場合、バーストになる確率は37%で、ディーラーは5/8の確率で強いハンドを作れることになります。そのため、ディーラーの2または3に対してハード12をヒットしたときの勝率は、スタンドするよりもかなり高くなるのです。

アップカード2に対して13をヒットした方がいいの?

ディーラーのアップカードが2の場合、13をヒットすべきではありません。

ディーラーのアップカードが2〜6までのローカードの場合、13でスタンドして勝負する方がいいでしょう。ハンド12の場合も同様です。ディーラーが4〜6のカードを持っている場合、スタンドすべきです。ただし、エースと7〜Kを含む、他のすべてのディーラーのカードに対しては、13をヒットすべきです。

12でダブルダウンした方がいいの?

ブラックジャックでは、12でダブルダウンはしない方がいいでしょう。11より強いカードでダブルダウンをすると、バーストする可能性が高いので、あまりおすすめできません。ディーラーのアップカードが4〜6の、12でスタンドすべきです。

11など強いハンドを引いた場合にはダブルダウンをするのがいいでしょう

一方、ディーラーのアップカードが2、3、エース、または7〜10であれば、12でヒットすべきタイミングです。また、ディーラーが10のカードを見せている場合も、ヒットすべきです。12、13、14といった悪いハンドで不安な場合は、そのままスタンドするのが無難でしょう。

ハンド12でバーストする確率は?

ハンド12でバーストする確率は31%です。

カジノはプレイヤーの買った額を把握してるの?

カジノ側はプレイヤーの賞金や賭け金を追跡しています。カジノは基本的に、登録制です。ランドカジノであっても入場時に会員カードを作成しなくてはいけません。そして、カジノ側は各会員の情報をシステムで確認することが可能になっています。

また、カジノ側は、内部情報および統計のために、プレイヤーの勝ち負けを追跡することがあります。カジノのピットマネージャーやアシスタントマネージャーは、勝利のデータ収集を監督し、スロットマシンやゲームテーブルの故障、不正、矛盾のサインがないかどうか監視しています。