バカラはカジノの中でも人気なカードゲームの一つで、ジョーカーを除いた52枚のトランプカードを1デッキとして、複数のデッキを使用して行われるゲームです。
バカラの種類およびカジノによって使用されるデッキの数やトランプの枚数は異なり、海外の一般的なカジノでは6つのデッキを使用してゲームが行われます。オンラインカジノのバカラでは、8つのデッキを使うことが一般的です。バカラやブラックジャック、ビデオポーカーなどのカードゲームではデッキの数とカードの枚数が最終的な勝率に大きく関わってきますので、プレイする前にご確認することをオススメします。
バカラでは、デッキを1つ1つ使用するのではなく、デッキが6つの場合は合計312枚、8つの場合は416枚のカードがディーラーの横にある*カードシューの中にセットされます。セットされたカードは、毎ゲームごとにシューから1枚ずつカードが取り出されゲームが開始されます。
*シューとは、カードを格納しておくための箱状の道具で基本的にディーラーの横に置かれています。次に来るカードを外側から見ることができないようになっており、基本的にディーラーやカジノマネージャー以外の方が触ることも禁じられています。
バカラでよく使われているデッキ数は?
最近のカジノやオンラインカジノでは、8デッキ416枚のカードをシューにセットしてバカラを行うのが主流となっています。
カジノによっては6デッキ312枚でバカラを行う場合も多くあります。バカラは、1デッキのみで行うことのできるゲームですが、カードカウンティング対策のため、海外のカジノやオンラインカジノでは滅多に見ることはありません。
バカラで6~8つのデッキを使用する理由としては、カードカウンティングの防止が挙げられます。カードカウンティングとは、場に既に出たカードを記憶し、デッキに残っているカードを予測することで次に出るカードがある程度わかるようになる技術のことです。バカラのカウンティングは必勝法としても知られており、プレイヤー側が圧倒的に有利になるため多くのカジノやオンラインカジノではデッキ数を増やしたり、毎ゲームごとにカードをリセットするなど、カウンティングに対しての対策を行っています。
バカラで「引き分け」になる確率は?
バカラで引き分けが出る確率は約9.5%と言われております。引き分けの配当は8~9倍と魅力的ですが、引き分けをうまく的中させるのはそう簡単ではありません。
理論上、バカラの引き分けに賭けて当たる確率は200回中19回となっており、ハウスエッジは約14.4%と高い割合となっています。バカラで勝率を上げたいと考えている方は引き分けにベットすることは控えることをオススメします。
一方で、「バンカー」に賭けた際のハウスエッジは約1.06%とカジノゲームの中でもかなり低い数字となっています。プレイヤーに賭けた場合のハウスエッジも約1.36%となっています。バンカーとプレイヤーが勝利する確率は、バンカーが45.86% (5,000回中に2,293回)、プレイヤーが44.62% (5,000回中に2,231回)で、バカラはバンカーに有利なカードゲームとなっていることがわかります。
このバンカーの有利性はバカラの配当にも関わっており、多くのカジノではバンカー勝利の際に5%の手数料を引いた1.95倍で払戻しが行われ、プレイヤーに賭けて勝利した際は賭け金の2倍が払い戻されます。
バカラとポーカーは似ている?
バカラとトランプは共にトランプを使ったカードゲームですが、遊び方やルール、ゲームに必要な技術などが大きく異なります。
そのため、両者は全く異なる別のゲームです。
バカラでは、プレイヤーはディーラーを相手にプレイするゲームで、ポーカーはプレイヤー同士で対戦するゲームとなります。
バカラは、「バンカー」もしくは「プレイヤー」のカードの合計数がどちらが高いかを予想するシンプルなゲームです。
ポーカーは配られた5枚のカードで役を揃えるゲームで、強い役を揃えるための技術やベット金額を引き上げて他プレイヤーをゲームから"降ろす"というような戦略が必要になります。
そして、バカラはポーカーと違い、ディーラーとプレイするゲームなので、イカサマや不正は比較的少ないのも特徴です。
最終的にチップを多く増やしたプレイヤーの勝ちとなります。
バカラはルールも簡単で初心者の方でも手軽にプレイできるゲームです。一方、ポーカーはルールがルールや覚えることが多く、ある程度運が絡んでいるゲームではあるものの、初心者の方ほど勝つのが難しいゲームとなります。また、プロのポーカープレイヤーになるためには、何ヶ月も何年もかかることがあります。
もちろんバカラで稼いで生きていくためには、ある程度の年月がかかりますが、コンスタントに勝つことは、初心者でも可能でしょう。
バカラとポーカーではテーブルのデザインも異なります。バカラのテーブル比較的長く大きめのテーブルとなっており、ポーカーテーブルは丸みを帯びた形のデザインとなっています。
バカラにはハウスエッジと呼ばれるカジノの取り分 (カジノ側の利益となる手数料) が存在しますが、ポーカーにはありません。しかし、一般的にポーカーをプレイする際は「エントリーフィー」と呼ばれる手数料を支払ってポーカーへ参加することとなります。
バカラの還元率は8つのデッキを使用する場合で98.936%、6つのデッキでは98.938%となります。ビデオポーカーの「ジャックオアベター」のような高配当のポーカーゲームの場合、99.54%という高い還元率を誇っています。
ほとんどのバカラでは、8つのデッキが使用されますが、一般的なポーカーでは52枚1組のデッキを2つ使用して行われます。
バカラの種類は主に「バカラバンク」、「プントバンコ」、「シュマン・ド・フェール」の3つの種類しか存在しませんが、ポーカーには「ファイブカードドロー」や「テキサスホールデム」、「セブンカードスタッド」、「オマハ」、「ハイローシカゴ、」、「カリビアンスタッド」など多くの種類が存在します。
また、バカラでは罫線と呼ばれる過去の結果を見ながら予想する点もポーカーとは異なります。
バカラのナチュラル9とは?
初めに配られた2枚のカードの合計が「9」になる状態のことを「ナチュラル9」と言います。ちなみに「8」の場合は「ナチュラル8」と呼ばれています。
ナチュラル9のハンドは4と5、3と6、7と2、1と8、もしくは絵札と9の組み合わせのいずれかとなります。通常のバカラではナチュラル9で勝利した際、通常通りの配当が支払われますが、バカラの種類によっては8倍~10倍にのぼることもあります。また、ナチュラル9が出る確率は、プレイヤー側とバンカー側で同じ確率となります。
バカラの席番号に"4番"が無い理由
海外のカジノやランドカジノなどのバカラテーブルでは、席番号に4番の表示がないのを見かけることがあります。日本だけでなく、中国や韓国などのアジア諸国でも4は不吉な数字と認識されているためです。他にも、マカオやアジア圏内のバカラテーブルには4や13、14という数字も表示されていないことがよくあります
バカラでのカードの配り方
ディーラーから「No more bet」と言われベットの受付が終わった後、1枚目と3枚目をプレイヤー側に、2枚目と4枚目をバンカー側に合計4枚のカードが配られます。
バカラの点数の数え方として、Aは「1」としてカウントし、2から9のカードは、そのままの数字通りカウントします。例えば3であれば「3」、8であれば「8」とカウントします。10とJからKの絵柄は「0」もしくは「10」とカウントします。
配られたカードの合計が9を超えると、十の桁の数字は無視されます。例えば、「7」と「8」の場合は「15」ではなく、「5」となります。「3」と「5」では合計「8」となり、「Q」と「6」の場合は「6」となります。
バカラでは、場に出た合計点数が「9点」に近い方が勝利となるルールですので、例えば「7点」対「6点」の場合は、「7点」の勝利となります。
また、プレイヤーとバンカーはある条件下で3枚目のカードが配られることがあります。基本的にはプレイヤーから先に3枚目を引きますが、カジノやバカラの種類によっては異なる場合があります。
3枚目のカードが配られる時の条件
両方の手札がナチュラルウィン(8または9)でない場合、バンカー側、プレイヤー側、またはその両方にディーラーが3枚目のカードを配ります。3枚目のカードが配られるタイミングはプレイヤー側とバンカー側で条件は異なり、それぞれの手札の合計値によって決まります。実際のゲームでは、ディーラーが場のカードに合わせて自動的に3枚目を配ってくれるためプレイヤーが条件を全て覚えていなくても問題ありません。
ここでは、バカラで3枚目が配られる条件についてご紹介していきます。
プレイヤー側の条件
プレイヤーは最初に配られた2枚のカードの合計値が「5」以下の場合、3枚目のカードを引くことができます。この際、バンカー側の合計値が「8」もしくは「9」の場合、バンカーの勝利となりゲームは終了となります。
最初に配られた2枚のカードの合計値が「6」もしくは「7」の場合、スタンド扱いとなり3枚目のカードは配られません。また、プレイヤー側のカードの合計値が「8」もしくは「9」の場合も3枚目のカードは配られません。
バンカー側の条件
バンカー側の条件はプレイヤー側の条件よりも複雑になります。バンカー側に3枚目のカードが配られる時の条件は、プレイヤーが引いた3枚目のカードの数字によって決まります。
バンカー側は以下のような状況の際に3枚目のカードが追加で配られます。
- バンカー側2枚の合計値が「0、1、または2」である場合かつプレイヤー側の合計値が「8」もしくは「9」でない場合
- バンカー側2枚の合計値が「3」の場合に配られるプレイヤーの3枚目のカードでプレイヤーのカードの合計値が8以外の場合
- バンカー側2枚の合計値が「4」の場合に配られるプレイヤーの3枚目のカードでプレイヤーのカードの合計値が2-7の場合
- バンカー側2枚の合計値が「5」である場合、プレイヤー側に3枚目のカードが配られます。プレイヤーの3枚目のカードが「4~7」の場合
- バンカー側2枚の合計値が「6」である場合、プレイヤー側に3枚目のカードが配られます。プレイヤーの3枚目のカードが「6または7」の場合
- バンカー側2枚の合計値が「7」である場合、バンカー側に3枚目のカードは配られません。また、バンカー側2枚の合計値が「8または9」である場合、バンカー側の勝利でゲームは終了となります。
バカラで使われるカードの種類について
バカラはブラックジャックやポーカーと同じようにトランプを使ったカードゲームです。一般的なカジノやオンラインカジノでは、ジョーカーを抜いた52枚1セットのトランプを6~8セット組み合わせて使用するのが主流となっています。
バカラのカードの点数と数え方
バカラの点数計算方法は難しくありませんので、なるべく覚えておきましょう。
点数計算を覚えておくと、バカラの絞りをする際により一層楽しめるのも魅力的です。
10とJからKの絵柄は「0」もしくは「10」とカウントします。
全てのAは「1」としてカウントし、2から9のカードは、そのままの数字通りカウントします。
例えば3であれば「3」、8であれば「8」とカウントします。
バカラでは合計何枚のカードが使われる?
多くのカジノやオンラインカジノでは、8デッキ・合計416枚のカードを使用してゲームが行われるのが最も一般的ですが、6デッキ・合計312枚のカードを使用しているカジノも存在します。
ミニバカラでは合計何枚のカードが使われる?
ミニバカラも通常のバカラと同じく、8デッキ・合計416枚のカードを使用してゲームが行われるのが一般的です。
バカラで引き分けになる確率は?
バカラで引き分けになる確率(オッズ)はおよそ9.5%と言われており、理論上、200回中19回の頻度で引き分けになると言われております。バカラの種類にもよりますが、引き分けに賭けて当たった場合の配当は8倍から9倍となります。
バカラでは引き分けに賭けない方がいい
バカラで勝ちたい、稼ぎたいという方はなるべく引き分けに賭けない方が得策です。理由としては、、、
- 引き分けのハウスエッジは14.4%とバカラの中で最も高く、他のカジノゲームと比べても高い割合
- 引き分けになる確率は9.5%と低め
使用するデッキ数やバカラの種類、サイドベットの使い方により引き分けの勝率は異なるものの、バンカーベットやプレイヤーベットと比較してもとても低い勝率となっています。
バカラの絵札・フェイスカードの点数は?
バカラでは「10」と「JからKの絵柄・フェイスカード」は「0点」もしくは「10点」とカウントします。