ボードゲームやカードゲームは仲間とワイワイ楽しむのが醍醐味ですが、1人プレイでも楽しめるゲームはたくさんあります。また、多人数でのプレイにはない、1人プレイ独自のメリットも存在します。
- 創造性や想像力が育まれ、物事を深く考えられるようになる。
- 個性や独立心が身に付く。
- 一人でいても不安や居心地の悪さを感じないようになる。
- 心もからだもリラックスできる。
- 充実感が得られる。
1人で遊べるカードゲーム
多人数でプレイするカードゲームと言えばポーカーですが、1人で遊ぶカードゲームの代表格はやはりソリティアです。自宅やオフィス、通勤中など場所を問わず遊べるところが人気でルールも簡単です。ソリティアを遊んでみようという方向けに、簡単にプレイの流れをご説明します。
1.自分に合ったソリティアを見つける
ソリティアの最大の魅力はその膨大なバリエーションの数です。主なものを以下にリストアップしましたが、他にも現時点で全世界に150以上のバリエーションが存在します。ここでは各ゲームの詳細は省略しますが、ネットで検索するなど自分に合ったゲームを探してみてください。
- クラシックソリティア
- ビリーガードキャッスル
- クロンダイク
- スパイダーソリティア
- フリーセル
- Devil’s Grip(デビルズグリップ)
- Napoleon at St. Helena(セントヘレナのナポレオン)
- チェインソリティア(またはMarch Same Rank)
- ピラミッドソリティア
- スコーピオンソリティア
- キャンフィールド
- Aces Up(エースズアップ)
- Emperor(エンペラー)
- ウィッシュソリティア
- アコーディオン
- 麻雀ソリティア
- ベイカーズダズン
- 40人の盗賊
- ユーコンソリティア
- ソリティアゴルフ
2.ゲームのセットアップ
最もオーソドックスなクロンダイクを例に説明します。
関連する用語
- 場札(タブロー):下図で場に並べられている7列のカード。ここでカードを移動させる。
- 山札:下図の左上にあるカードの山。場札で移動できるカードが無くなったらここから一枚めくって使う。
- 組札:下図の右上にある、各スート(クラブ、ハート、スペード、ダイヤ)のカードを数字の小さい順に積み重ねていくところ。ソリティアのルールやバリエーションによって4つまたは8つになる。
- 最初に、52枚1組のカードから場札に7列並べる。
- 1列目は1枚のカードを表にして置く。
- 2列目は2枚のカードを重ねて置き、先頭のカードは表に、その下のカードは裏にする。
- 以降の列も同様にカードを置いていく。
- 7列目までカードを置いたら、残りのカードは山札として置く。

3.ゲーム開始
目指すゴールは場札と山札の52枚のカードを移動させながら、組札にエースからキングまで数字の小さい順にカードを積み上げていくことです。各列の先頭にあるカードに対し、1つ小さい数字且つ色違いのカードを移動させることができます。上図で言うと、
「スペードの10」→「ダイヤのJ」
「ダイヤのJ」→「スペードのQ」
「ハートの7」→「スペードの8」
にそれぞれ移動可能です。移動後に先頭になった裏向きのカードは表にします。また、上記の例では「スペードの10」が上にある状態で「ダイヤのJ」→「スペードのQ」に移動させることができます。
4.ソリティアの得点について
ソリティアは各ゲームによって異なる得点方式を採用しています。気に入ったゲームを見つけたら、得点方式も合わせて確認してみてください。
オススメの1人用ゲーム(ソリティア以外)
ここからはソリティア以外の1人用ゲームのオススメをご紹介します。
ポーカースクエア
ポーカースクエア(Poker Patience/ポーカーペーシェンスとも呼ばれます)は1人または多人数で遊べるゲームです。ルールは簡単で、5x5のマスを使って強いポーカーの役を作っていきます。得点方式は主にアメリカ式とイギリス式があり、アメリカ式は0〜100点、イギリス式は0〜30点が各役に与えられます。
プレイ方法
- カードを1枚引く。
- いずれかのマスにカードを置く。一度置いたカードは動かせない。
- 25枚のカードが置かれた時点で縦横各列のカードの役を確認し、得点を決定する(アメリカ式またはイギリス式)。

ジェンガ
カードゲーム以外ならジェンガがオススメです。友達や家族、仕事仲間と遊ぶ前に、1人で練習してみてはいかがでしょうか。
メモリーカードゲーム
トランプを使った「神経衰弱」が有名ですが、小さな子供向けならメモリーカードゲームがうってつけです。
プレイ方法
- 1列13枚のカードを4列すべて裏にして並べる。
- 並べられたカードの中から任意の2枚をめくる。
- カードが同じペアなら場から取り除く。違っていればまた裏にして元の位置に戻す。
- すべてのペアを見つけるまでこれを続ける。
このゲーム優れたところは、子供が楽しみながら記憶力を身に付けられるところです。また、最後には必ずすべてのペアを揃えることができるので、やりがいを感じることもできるでしょう。カードのペアの条件を厳しくすれば(種類に加えて色も同じにするなど)大人も楽しむことができます。
バナナグラム
バナナグラムはスクラブルと似たゲームですが、ルールはもっとシンプルです。アルファベットが書かれたタイルを使って英単語を作り、クロスワードのように繋げていきます。他人ではなく自分のボキャブラリーが相手のゲームです。

ウィッシュ(ソリティア)
ウィッシュはソリティアのバリエーションの1つで、子供でも楽しめる簡単な1人用ゲームです。2〜6を除いた32枚のカードを使用します。
プレイ方法
- 32枚のカードをシャッフルする
- 裏にしたカードを4枚重ねて8列並べる。
- 各列の先頭のカードをめくる。
- 数字が同じカードを取り除き、その下のカードをめくる。
- すべてのカードが場から無くなるまでこれを繰り返す。
- すべてのカードが場から無くなったら願い事をする。
ビリーガードキャッスル
「Sham Castle(シャムキャッスル)」や「Laying Siege(レイイングシージ)」とも呼ばれ、52枚1組のカードを使用します。難易度の高いゲームのため、チャレンジャー向けのゲームと言えます。
プレイ方法
- 中央に各スートのエースを表にして置く(組札)。
- 左右または上下に1列6枚のカードをそれぞれ4列置く(場札)。カードはすべて表にする。
- クロンダイクと同じルールでカードを移動させながら、組札にカードを積み重ねていく。
- 場札のカードが無くなればクリア。
以上、ソリティアをはじめとした1人で遊べるゲームについてのご紹介でした。多人数で遊ぶのとはまた違う楽しさが味わえますので、空き時間や暇な時間に本記事でご紹介したゲームを遊んでみてください。