カジノに行ったことがある人なら、カジノが施設内に酸素を送り込んでいるという都市伝説を聞いたことがあるかもしれません。この都市伝説によれば、カジノは施設内の酸素濃度を高めることでプレイヤーを覚醒させ、長時間プレイさせてそのお金を巻き上げているとされています。この都市伝説の起源は、映画にもなった「ゴッドファーザー」の著者であるマリオ・プーゾの小説「Fools Die」とされており、小説の中でラスベガスのとあるホテルのカジノのオーナーが、その行為行う描写があります。この小説がカジノと酸素供給の都市伝説の起源となり、広く信じられるようになったと言われています。
しかしながら、この都市伝説は実際には真実ではなく、カジノには酸素を送り込む装置はありませんし、酸素濃度を高めることでプレイヤーを覚醒させる効果もありません。カジノがプレイヤーを引き留めるために行っているのは、快適な空調環境を整えたり、美味しい飲み物や食事を提供することなどです。
カジノが施設内で実際に行っている事
都市伝説はあくまで都市伝説であるとして、カジノ業界では施設内の空気の質を高めるために、空気清浄機や空調システムを導入しています。これによって室内の空気中に含まれる有害物質を取り除き、プレイヤーは健康に配慮した環境で快適にギャンブルを楽しむことができるのです。また、カジノ内の快適性を高めるために、カジノフロアには他にも様々な工夫がなされています。
ライティング
カジノフロアのライティングは、お客さんが日常を忘れてギャンブルを楽しむことができるよう、ゴージャスで煌びやかなものになっています。
音響
カジノを訪れるお客さんは様々なため、カジノフロアではギャンブルを盛り上げるエキサイティングなサウンドや、あるいは自分のペースでゲームが楽しめるような落ち着いた音楽など、音響にも気を配っています。
インテリアデザイン
カジノフロアのインテリアデザインはお客さんを惹きつける最も重要な要素の1つであるため、各カジノは様々な独自のコンセプトでそれぞれユニークなデザインを採用しています。また、何か災害が発生した際にお客さんが無事に避難できるよう、安全性にも十分配慮されています。
カジノの酸素供給の都市伝説は全くのデタラメ
この記事で見てきたように、カジノと酸素供給の都市伝説は全くのデタラメなわけですが、競争の激しいラスベガスのカジノ業界では、お客さんを惹きつけるために様々な工夫をしています。今後ラスベガスのカジノを訪れた時には、ただギャンブルを楽しむのではなく、カジノがどんな工夫をしているのかを気にしてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
ラスベガスのカジノに関するよくある質問
ここからはラスベガスのカジノに関するよくある質問に回答します。
「カジノは施設内に酸素を送っている」って都市伝説は本当なの？
カジノが施設内に酸素を送っているという都市伝説は、とある小説の内容から生まれたもので、実際には真実ではありません。また、酸素濃度を高めることがギャンブラーを覚醒させ、プレイ時間を延ばすという話も科学的には証明されていません。
カジノはお客さんが眠くならないようにどんな工夫をしているの？
カジノは、お客さんが眠くならないように様々な工夫をしています。例えば、お客さんが時間を忘れてギャンブルを楽しめるように、あえて時計を設置していないカジノもありますし、エキサイティングな音響や派手なライティングなどでお客さんを興奮させるような工夫もしています。