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トレーディングにおけるリスク管理の基本「2%ルール」について解説

伊藤

パチンコ・カジノが大好きな29歳。オンラインカジノが好きで、ここ5年ほどはオンラインカジノをメインにギャンブルを楽しんでいます。好きなゲームは、ブラックジャックとビデオスロット。

投資の世界では「2%ルール」という言葉をよく耳にします。これはリスク管理におけるルールの1つで、「1回の取引の損失額を常に自己資金の2%以下に抑える」というものです。自己資金は「Capital at Risk」や「CaR」とも呼ばれます。2%ルールではこの自己資金/CaRの2%に相当する額を決めなくてはなりません。FXは少額から取引が可能な投資なので、少ない自己資金でも挑戦できます。

例えば自己資金/CaRが600万円であれば、1回の取引で許容できる損失は2%に相当する12万円までです。損失額の上限が明らかになることで、取引経験の浅いトレーダーは買い注文の上限や損切りのタイミングを見極めることができ、堅実に利益を出すのに役立ちます。

2%という数字はあくまで目安で、トレーダーの中にはもう少し大きい数字を設定して損失許容額を上げたり、逆に1%未満のストリクトな設定にするトレーダーもいますが、どんな数字を設定しても「損失のリスクを最小限に抑える」ことが目的であることは変わりません。

デイトレードにおける2%ルール

デイトレードは1日の内にハイペースで多くの取引を行うトレード手法です。

デイトレードで稼いで生活している人たちは、高度な知識やスキル、リスク管理能力を駆使して、自ら定めたルールに則って取引を行います。

しかしながら、どんなに優れたトレーダーであっても市場動向をコントロールすることは不可能で、毎回の取引が成功するか失敗するかがわかるトレーダーはまず存在しません。

そんな中で唯一コントロールできるものがあるとすれば、それは「リスク」です。損失を防ぎ取引を長く続けるために必要な優れたリスク管理の方法が2%ルールで、優秀なデイトレーダーは状況に応じて微調整しながら取引で使っています。2%ルールを理解して実践すれば、デイトレードで損失を抑えて大きな利益を手にする確率が上がります。

2%ルールを使ったFXのデイトレードの例

取引の条件

  • 通貨ペア:米ドル/日本円
  • 自己資金:100万円
  • リスク許容額(2%ルール):2万円(100万円 × 2%)
  • 損切り幅:60pips

※pipとは「percentage in point」の略で、FXの世界では通貨の変動幅を表す単位として使われます。通貨ペアごとに1pipの値は異なり、米ドル/日本円では1pip = 0.01円です。

この条件で1回の取引に投資できる金額(保有できる米ドル)は以下の計算式から求められます。

投資金額リスク許容額 ÷ 損切り幅 = 20,000 ÷ 60 = 333.33…米ドル

この投資金額内で取引をすれば、たとえ相場が激しく動いたとしても損失額を2万円以内に抑えつつ利益を狙うことが可能となります。また、2%ルールと合わせて「指値注文」や「逆指値注文」といった注文方法を活用すると一層効果的です。

FXの注文方法について

FXや株式などの取引では様々な売買の注文方法があります。取引所によって注文方法は異なりますが、今回は有名取引所であるForex.comを例に挙げて解説していきます。

上記で触れた「指値注文」と「逆指値注文」について紹介します。

指値注文

米ドル/日本円の為替レートが「1ドル/140円」の時

「1ドル/138円」まで下がったら(円高)新規に米ドルを購入

「1ドル/142円」まで上がったら(円安)手持ちの米ドルを売却

こうして利益(日本円)を出す注文方法を指値注文といいます。

逆指値注文(ストップロスオーダー)

一方、これとは逆の考え方の「逆指値注文」という方法もあります。同じ条件で見てみましょう。

米ドル/日本円の為替レートが「1ドル/140円」の時

「1ドル/142円」まで上がったら(円安)新規に米ドルを購入

「1ドル/138円」まで下がったら(円高)手持ちの米ドルを売却

なぜこんなややこしい注文をするのかというと、為替相場は一定のレートを突破するとその勢いが強くなることがあるためです。上記の例で言えば、1ドル/142円を超えるとさらに円安が進む可能性があり、その想定で利益を狙うには早めに米ドルを購入しておく必要があります。逆も同様で、1ドル/138円を下回り下落トレンドが加速した場合の損切りに備えて、予め決めたレートで売却すれば損失を最小限に抑えることができます。

このようにリスク管理、ひいては2%ルールで重要な役割を果たす逆指値注文ですが、決済レートの設定基準やタイミングについては複数の考え方があります。

逆指値注文の決済レート設定基準

2%ルール

前述の例で説明した逆指値注文はこの考え方に基づくものです。自己資金の2%をリスク許容額として設定した場合、決済レート(損切りの上限)はこの割合に基づいて設定します。

ATR
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為替相場の変動率を「ボラティリティ」と言いますが、このボラティリティを示すテクニカル指標が「ATR(Average True Range)」です。日本語では「真の値幅の平均」などと言ったりもします。逆指値注文の決済レートは、このATRに基づいて設定することも可能です(ATRの1.5〜2倍など)。

時間

週末の土日はFXの市場がオープンしていないため取引ができません。従ってオーバーナイト(当日中に取引を決済せず翌日または週明けまで持ち越すこと)のリスクを避けるため、時間を限定して決済することも1つの考え方です。この場合、決済レートの設定には前述の基準などを適用します。ちなみに熱心なトレーダーは週末を利用して市場の分析・研究を行なっています。

テクニカル分析

為替チャートのテクニカル分析に基づいて決済レートを設定します。レート設定の基準としては最も優れたものとされることもあり、サポートやレジスタンス(過去にトレンドが反転した時点の最高/最低レート)、ピボットポイント(前日の高値・安値・終値から算出した翌日のトレンド予想)などを駆使して適切な決済レートを設定します。

まとめ

以上、トレーディングにおける2%ルールについての説明でした。オンライントレード初心者の方はどの投資を行えば迷ってしまうかもしれません。どの投資を選んだとしてもこの2%ルールを遵守することで、大損害を被るリスクを下げることができます。

FXをはじめとしたトレーディングではリスク管理で損失を最小限に抑えることが重要です。本記事で紹介した2%ルールを取引で是非実践してみてください。

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