パイゴウ(牌九)のルールや遊び方・攻略法を徹底解説!

パイゴウ(牌九)とは、ドミノに似た中国の麻雀牌(牌九)を用いた、シンガポールやマカオなどのアジア圏を中心に人気のカジノゲームです。

基本ルールはいたってシンプルですので、ランドカジノやオンラインカジノの初心者の方でも問題なく遊べちゃいます。

この記事では、パイゴウの基本的なルールや遊び方、攻略法で押さえておきたいポイントを解説しています。

「パイゴウを知らないけど一度遊んでみたい」という方は参考にしてみてください!

パイゴウ(牌九)とは?

パイゴウ(牌九)は中国発祥のゲームで、麻雀牌と似ている32枚の牌九を使って遊びます。

別名で「バイガオ」「Pai Gow」「Pai Gow Tiles」と呼ばれることも多いです。

ディーラーとの1対1の勝負で、配られた牌を組み合わせて役を作り、より高い役を持っていたほうが勝利となります。

ディーラーと1対1という点では、ブラックジャックに似ているといえますね。

パイゴウ(牌九)の基礎ルール

パイゴウ(牌九)の基礎ルール

パイゴウ(牌九)は、初めてプレイする人でも、ルールを理解すればすぐに楽しめるゲームです。

4枚の天九牌(Tien Gow Pai)を2枚ずつ2組にわけてディーラーと勝負し、両方勝つとプレイヤーの勝利、片方だけ勝つと引き分けになります。

同じテーブルに複数のプレイヤーがいても、ディーラーと1対1という点では変わりありません。

ここでは、パイゴウの基本ルールや牌の種類、役や強さについてさらに詳しく解説していきます。

パイゴウ(牌九)の牌の種類

パイゴウで使う牌の種類は、大きくわけると次の2つです。

  • 武牌:全10種類×1枚で構成される牌
  • 文牌:全11種類×2枚で構成される牌

つまり、10枚の武牌と22枚の文牌、合計32枚の牌九を使ってプレイします。

武牌と文牌のそれぞれの名称・数・特徴についてみていきましょう。

武牌の種類名称特徴
雑九99赤丸4個、白丸5個、白丸9個
雑八Low 88白丸8個(2種類で並びに違いあり)
雑七Low 77赤丸4個、白丸3個、白丸7個
雑五55赤丸5個、白丸5個
二四、高六、大六、大鶏六Gee Joon6赤丸4個、白丸2個
丁三、細三、 大三、高三、么鶏三Gee Joon6赤丸1個、白丸2個
文牌の種類名称特徴
天牌Teen12赤丸6個・白丸6個
地牌Day2赤丸2個
人牌High 88赤丸8個
和牌High 44赤丸1個・白丸3個
梅花、梅牌High 1010白丸10個
長三、長牌High 66白丸6個
Low 44白丸4個
斧頭(虎頭)1111白丸11個
紅頭(四六)Low 1010赤丸4個・白丸6個
高脚七High 77赤丸1個・白丸6個
銅錘Low 66赤丸1個・白丸5個

全ての牌を覚えるのは大変ですので、実際にパイゴウをプレイしていく中で、少しずつ頭に入れていく方法がおすすめです。

パイゴウ(牌九)の役や強さ

パイゴウは麻雀やポーカーと同じで、役が存在します。

役は牌の組み合わせによって作られて、強さで勝敗が決まる仕組みです。

パイゴウの役の強い順番は、「ボー(Bo)>ウォン(Wong)>ゴン(Gong)>高九(High 9)>役なし」で、それぞれの組み合わせを紹介します。

役の強さ牌の組み合わせ
ボー(Bo)パイゴウで最も強い役で、丁三と二四のペア
ウォン(Wong)上位2つの牌と9の組み合わせ
ゴン(Gong)上位2つの牌と8の組み合わせ
高九(High 9)上位2つの牌と7の組み合わせ
役なし手持ちの牌がいずれにも当てはまらない

これらの役の強さにより、プレイヤーとディーラーが勝負して、勝敗が決まります。

パイゴウ(牌九)のゲームの勝敗

パイゴウの勝敗は、プレイヤーとディーラーの役の強さで決まります。

  • 2組とも勝利した場合⇒プレイヤーの勝ち
  • 1組のみ勝利した場合⇒引き分け
  • 2組とも敗北した場合⇒ディーラーの勝ち

プレイヤーとディーラーが同じ役のケースでは、数字が大きい方が勝利です。

パイゴウ(牌九)と通常のポーカーの違い

パイゴウと通常のポーカーの違いは、役の強さの決め方にあります。

通常のポーカーでは、役の強さが決まる際にスート(マーク)が考慮されます。

一方パイゴウでは、スート(マーク)が考慮されず、数字だけが役の強さを決める要素です。

ポーカーと比べ、パイゴウはシンプルなゲームですので、初心者でも気軽に始めやすいのではないでしょうか。

パイゴウ(牌九)の配当金額や勝率

パイゴウ(牌九)の配当金額や勝率

パイゴウ(牌九)の配当金額は、下記のとおり勝利・引き分け・敗北で変わります。

  • 2組とも勝利した場合⇒ベット金額×2倍の配当
  • 1組のみ勝利した場合⇒ベット金額×1倍の配当
  • 2組とも敗北した場合⇒ベット金額が没収される

1組のみの勝利では引き分けになりますので、配当金を獲得するには2組とも勝利しないといけません。

パイゴウの勝率を上げるためには、役の強さをしっかりと把握して戦略的にプレイしていくようにしましょう。

パイゴウ(牌九)のハウスエッジ

カジノにおけるハウスエッジとは、控除率(胴元の取り分)を指します。

長期間に渡り、カジノがどのくらいの割合でプレイヤーの賭け金から利益を得られるかを示す指標です。

パイゴウのハウスエッジは、約2.5%と他のゲームと比較し、低く設定されています。

パイゴウのプレイヤーの勝利・引き分け・プレイヤーの敗北の確率は以下のとおりです。

ゲームの結果確率
プレイヤーの勝利約30%
引き分け約40%
プレイヤーの敗北約30%

ディーラーの方がわずかに有利ですが、ハウスエッジの低いパイゴウは、カジノの中でも比較的勝ちやすいゲームと考えて問題ないでしょう。

パイゴウ(牌九)の遊び方・ゲームの流れ

ここでは、パイゴウ(牌九)の遊び方やゲームの流れについて解説していきます。

ブラックジャックと同じでシンプルなゲームですので、慣れてしまえば戸惑う心配は無しです。

賭け金(チップ)をベットする

まず最初に、プレイヤーは賭け金(チップ)をベットします。

ベットする場所は、テーブル上の指定されたエリアに置きます。

テーブルによっては、最低ベット額が設定されている場合がありますので確認しておきましょう。

ベット完了後に牌九牌が配布される

プレイヤーが賭け金をベットしたら、ディーラーは牌九牌を配布します。

牌九牌はプレイヤーとディーラーの両方に4枚ずつ配られますが、他のプレイヤーやディーラーの手牌を見ることはできません。

配布された牌九牌は、プレイヤー自身で2つの手に分けます。

ハイハンドとローハンドに分ける

プレイヤーは、配布された4枚の牌九牌を使って2組(2枚ずつ)の役を作ります。

2組の役が強い方を「High(ハイハンド)」、弱い方を「Low(ローハンド)」にして2組にわけますが、必ずしも4枚から最強の役を作る必要はありません。

両方の勝利で配当金を獲得できる仕組みですので、2組の役のバランスを考慮して調整しましょう。

役を作ってディーラーと勝負する

配布された牌九牌で役を作り終わったら、ディーラーと勝負します。

プレイヤーが役を作り終えた後にディーラーの牌九牌が公開されて、勝利・引き分け・敗北が決まるわけです。

上記の項目でも解説したとおり、2組とも敗北するとベットした金額が没収されます。

パイゴウ(牌九)の攻略法や必勝法を紹介

パイゴウ(牌九)には、残念ながら絶対に勝てる必勝法はありません。

この点は他のカジノゲームにはあてはまりますが、コツを理解すれば少しでも勝率を高められます。

どうすればパイゴウで勝てるようになるのか、いくつかの攻略法を見ていきましょう。

4枚の牌から最強の役を1組作る

パイゴウでは、4枚の牌から最強の役を1組作ることが目的です。

1組さえ勝てれば最悪でも引き分けになるため、ベットした金額が没収されることはありません。

やみくもにバランスを考えて2組の役を作るよりも、はじめのうちは最強の役を作ることに専念した方が勝率アップにつながります。

役に対する特別な配当がない点を把握する

パイゴウは他のカジノゲームとは異なり、役に対する特別な配当がありません。

つまり、役の強さに関係なく、単に勝つか負けるかだけが勝敗の決め手となります。

この点を把握しておくと、役に固執せずに柔軟なプレイができるようになるでしょう。

マーチンゲール法やグッドマン法の戦略を取り入れる

パイゴウでは、マーチンゲール法やグッドマン法などの攻略法を取り入れられます。

マーチンゲール法とグッドマン法の戦略は下記のとおりです。

  • マーチンゲール法:負けた場合に賭け金を倍にすることで、勝てば前回の損失を取り戻せる攻略法
  • グッドマン法:勝った場合に賭け金を増やし、負けた場合に賭け金を減らす攻略法

ただし、これらの戦略を使う場合は、自分の資金に合わせて賭け金を設定しないといけません。

パイゴウ(牌九)のまとめ

パイゴウ(牌九)は、中国の麻雀牌(牌九)を使ってディーラーと勝負するカジノゲームです。

牌九牌がプレイヤーとディーラーに4枚ずつ配られ、役の強さによって勝敗が決まるシンプルなルールが採用されています。

攻略法を理解して勝率を上げれば、ディーラーとの駆け引きが面白くて白熱すること間違いなし。

初心者でも十分楽しめるゲームですので、オンラインカジノでぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。