フィボナッチ数列とは、投資やトレードでよく耳にする規則性ですが、実はカジノやギャンブルにも応用できる攻略法ってご存じでしたか?
数学が得意じゃないし、なんだか複雑そう…とフィボナッチ数列法を避ける方もいるかもしれませんが、誰にでも使える戦略で、初心者にもそんなに難しくはありません。
ゲームに勝った時にはベット額を減らし、負けた時にはベット額を増やすという戦略なので、むしろリスクをコントロールがしやすくなるといわれています。
この記事では、フィボナッチ数列法の使い方、メリット、さらにはデメリットまで詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
フィボナッチ数列法とは?
フィボナッチ数列法とは、フィボナッチ数列という数列を利用して、ゲームのベット額をコントロールするカジノ攻略法のことです。
気になるフィボナッチ数列についてですが、「前の2つの数の和が次の数になる」という規則に従うもので、0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, …と続いていきます。
たとえば、21という数字は、前の数字13と二つ前の数字8を足した合計です。さらに、21の次の数字を知りたければ、21とその前の13を足すと分かるという仕組みになっています。
ちなみにこの名前の由来は、中世ヨーロッパで活躍したイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチからきたものです。
フィボナッチ数列の漸化式
フィボナッチ数列の漸化式は、F0 = 0
、F1 = 1
とすると、以下のように表されます。
Fn+2 = Fn + Fn+1
この漸化式を使用すれば、フィボナッチ数列の任意の項を求めることができるというわけです。
たとえば、「n」にフィボナッチ数を入れると、「3,5,8,13…」と続いていきます。
自然界や黄金比との関係
フィボナッチ数列は、「自然界」にも多く潜んでいるというのはお気づきでしょうか。
たとえば、花びらの枚数や植物の葉の並び方、貝殻の巻き方などを想像してみてください。花びらの枚数でいうと、途中の4枚や6枚の花びらはなく、3枚のもの,5枚のもの,8枚のもの…と続いていくのです。
また、フィボナッチ数列の隣り合う2つの数の比は、人間が最も美しいと感じる「黄金比」としても知られています。
ここでいう黄金比とは、1:1.6180339887…という比率のことで、美術や建築などでも頻繁に利用されます。
フィボナッチ数列法をカジノで使い方・賭け方
カジノでフィボナッチ数列法を用いるとなると、賭け金を数列の次の数字に変えることで、勝率を高めていきます。以下にて、フィボナッチ数列法をカジノで使う方法と賭け方について詳しくみていきましょう。
1. 1単位の賭け金を決める
フィボナッチ数列法では、最初に賭ける金額を「1単位」とし、その後は数列の順番に従って賭け金を変えていきます。
2. 賭け金「1」からゲームを始める
フィボナッチ数列法を使うとなったら、最初のベット額は「1」からスタートします。次に、ゲームが始まり、勝敗に応じて次のベット額を決定します。
3. 負けたらベット額を数列の右の数字へと移す
もし負けてしまった場合、次のベット額はフィボナッチ数列に従って決定します。つまり、数列の右側の数字をベット額として採用するのです。
たとえば、最初のベット額が「1」であれば、その次のベット額は「2」、その後「3」と続いていきます。
4. 勝ったら再スタートする
もしフィボナッチ数列法を用いて勝った場合、次のベット額は再び「1」からスタートします。
このように、勝ったらベット額をリセットすることで、損失を最小限に抑えることができるというわけです。
フィボナッチ数列法のメリット・デメリット
フィボナッチ数列法の使い方がわかったところで、次にメリットとデメリットについてみていきましょう。
フィボナッチ数列法のメリット
- リスクが比較的低い:負けるたびにベット額を増やしていくが、それほど急激に増えるわけではない。そのため、大きなリスクを伴わずにプレイを続けることができる。
- 長期的にプラスを目指せる:多少運が悪くても、数列のおかげで少しずつ損失を回収できる可能性がある。一度に大勝ちすることはないが、地道に勝ちを重ねられる。
- シンプルで覚えやすい:数列のパターンを覚えるだけで、すぐに戦略を使うことができる。数学の知識や高度なスキルは必要ない。
フィボナッチ数列法のデメリット
- 負けが続く大損失の恐れあり:一度に大きくベット額を増やすわけではないが、長い間負けが続くと、数列が進んでいくにつれてベット額が大きくなり、大きな損失を被る可能性がある。
- 連敗による資金の減り:短期間で連続して負けが続くと、賭け金の増加によって資金が急速に減少することがある。資金が足りなくなると、戦略を続行することができなくなる可能性がある。
- 勝率に依存する:フィボナッチ数列法はあくまでも負けたときにベット額を増やしていく戦略であるため、勝率がどのように変化するかに大きく左右される。長期的に勝つことができない場合、効果をあまり発揮しない。
フィボナッチ数列法を使う際の注意点とリスク
フィボナッチ数列法は、カジノゲームだけでなく、株式投資、FXなどで利用される戦略の一つですが、注意点やリスクを知らずに使うと、思わぬ損失を被ることになるかもしれません。
そこで以下では、フィボナッチ数列法を使う際に注意すべき点とリスクについて解説します。
フィボナッチ数列法の注意点
まずは使用する際の注意点からみていきましょう。
1. 数列はあくまでも参考に
フィボナッチ数列は、あくまでも参考にするべきものです。数列に従ってベット額を決定することが、必ずしも勝利につながるわけではありません。
フィボナッチ数列を使う際には、他の戦略や分析手法と併用することも考慮に入れてみましょう。
2. ベット額を増やしすぎない
フィボナッチ数列法では、負けた場合にベット額を増やしますが、あまりベット額を増やしすぎると、思わぬ損失を被ることもあり得ます。
ベット額は、自分が負けても耐えられる範囲で設定するように。
フィボナッチ数列法のリスク
続いて、この戦略を使用した際に考えられるリスクをおさえていきましょう。
1. マーチンゲール法と似たリスクがある
フィボナッチ数列法には、負けた場合にベット額を増やすことで思わぬ損失を被ることがあるという、マーチンゲール法と似たリスクがあります。
ベット額を増やす際には、十分な検討を行い、慎重に判断するようにしましょう。
2. 資金管理が難しくなる
数列の進行に応じてベット額を調整する必要があるため、資金管理が重要です。
特に初めの段階で負けが重なると、後の数列で回復するために大きな資金が必要になる場合があります。途中で資金が不足すると、戦略の継続が難しくなることもあるでしょう。
3. フィボナッチ数列に依存しすぎない
ここまでみてきた通り、フィボナッチ数列に依存しすぎると、思わぬ損失を被ることになります。
フィボナッチ数列を使う際には、他の戦略や分析手法と併用しつつ、また自分自身で判断し、慎重に実行するようにしましょう。
フィボナッチ数列法の実践シミュレーション
ここからは、フィボナッチ数列法のシミュレーションをお見せしていきます。
今回は、バカラとルーレットのゲームでのシミュレーションを行なってみたので、ぜひ参考にしてみてください。
フィボナッチ数列法をバカラで実践してみた
フィボナッチ数列法を使用してバカラをプレイしてみた結果、勝率が上がったという声はかなり多く上がっています。
フィボナッチ数列法をバカラで実践した場合のシミュレーション結果(元資金100ドル、1ベット10ドル/単位)は、以下の通りです。
ベット額 | 結果 | 資金 |
---|---|---|
10 | 勝ち | 110 |
10 | 負け | 100 |
20 | 勝ち | 110 |
10 | 勝ち | 120 |
10 | 負け | 110 |
20 | 勝ち | 120 |
10 | 負け | 110 |
20 | 負け | 90 |
フィボナッチ数列法をルーレットで実践してみた
続いて、フィボナッチ数列法をルーレットで実践した場合のシミュレーション結果(元資金100ドル、1ベット10ドル/単位)を紹介します。
- 賭ける数字を「赤」に決める。
- 最初のベット額を10円とする。
- 勝った場合は、次のベット額を10円にする。
- 負けた場合は、次のベット額を前回のベット額にフィボナッチ数列を適用した金額にする。
ベット額 | 結果 | 資金 |
---|---|---|
10 | 負け | 90 |
10 | 負け | 80 |
20 | 勝ち | 90 |
10 | 勝ち | 100 |
10 | 勝ち | 110 |
10 | 負け | 100 |
20 | 勝ち | 110 |
10 | 勝ち | 120 |
10 | 勝ち | 130 |
フィボナッチ数列法まとめ
以上ここまでみてきた通り、フィボナッチ数列法とは、フィボナッチ数列を利用して、ベット額を変動させていくというカジノの戦略の一つです。
前の2つの数字を足し合わせることで次の数字を求めることができるというシンプルな数列なので、これさえ覚えれば初心者でもすぐに実践できます!
ただし、フィボナッチ数列には、連敗に弱いといったデメリットや資金管理のリスクもあるので、臨機応変に他の戦略やテクニックを併用することも考慮しながら取り入れてみるといいでしょう!
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