ルーレットでイカサマはできるの?カジノディーラーが不正をしている可能性について解説

まずいきなり結論となりますが、基本的にカジノのルーレットにはイカサマは存在しません

オンラインカジノやカジノがルーレットをイカサマをしない理由は、

  • ルーレットは、カジノ側が赤字にならないようにできている
  • イカサマしていることがバレたらライセンスが剥奪され運営できなくなる
  • イカサマをしている噂が流れてしまったらユーザーが激減する

大きな理由は、上記の3つですね。上記を見ていただいたらわかる通り、目先の利益に目が眩んでイカサマをしてしまうと、かなり大きなリスクがあるのでカジノは、イカサマをしないというわけですね。

そもそもオンラインカジノやランドカジノのルーレットというのは、ハウスエッジと呼ばれる胴元の取り分が平均5.26%確保できるようにルールが作られています。なので、お客さんを一定数確保することができさえすれば、必ず黒字になる仕組みになっています。

ハウスエッジは、アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットで数%異なりますが、どっちみちカジノが黒字になります。

というわけで、カジノがイカサマをする可能性は、ほとんどないということになりますね。

ただ、上手いディーラーは、ホイールを4分割にして、4つのうちの大体のエリアを狙うことができます。しかし、ピンポイントでこの数字を狙うということができるディーラーはこの世にいないでしょう。そのため、ルーレットで特定の数字だけが出続けるということはありません

大体の場所を狙うことをイカサマと定義する場合は、イカサマは存在するということになるのかもしれないですが、悪質な不正というわけではないですね。

もちろん世界は広いので、改造ホイールを使っているようなひどいカジノが存在する可能性もありますが、まともなカジノやオンラインカジノであれば、悪質なイカサマをしている可能性は限りなく0に近いですね。

ルーレットのイカサマについて解説 イメージ1

ルーレットディーラーは狙った数字にボールを落とせるの?

ルーレットのディーラーは、ピンポイントで狙った数字にボールを落とすことはできません。

ルーレットで遊んでいると、同じ数字に2連続でボールが入ることがあります。これをイカサマだと疑う人も多いかと思いますが、統計学的に見た時に37の数字をランダムに選んだ時に同じ数字が2連続で出る可能性はあります。

以下の表をご覧ください。

連続回数確率(%)確率(1/○)
12.70270270270271/37
20.0730460189919651/1369
30.00197421672951261/50653
ルーレットの連続確率

まず、37個の数字から1つの数字が出る確率は、約2.7%です。ここまでは、まだあり得ますね。そして、1回目と同じ数字が再び2回目に出る確率は、0.0073%とかなり低い確率ですが、絶対不可能という確率ではないですね。

ただ、3回連続ともなると5万分の1の確率なので、滅多に起こることはありません。なので、ルーレットで遊んでいて、3回以上同じ数字に入るのを見かけたという人はほとんどいないのではないでしょうか。

腕の立つディーラーが、特定の数字の3つ隣以内の数字に8回狙って数字を落としたことがあるという逸話があります。ディーラーの仲間内で行ったものなので、お客さん相手に行ったというわけではありませんが、これほどの精度があるディーラーであれば、3連続同じ数字にボールを落とすことも可能なのかもしれません。

ここまで腕の立つルーレットディーラーと呼ばれる人でも、ピンポイントで数字を狙うということはできないので、狙って0に入れるなどのイカサマは間違いなくできないですね。

ディーラーが数字を狙ってボールを落とすことができないとなると、次に考えられるのが、磁石を使ったイカサマですね。磁石でボールをコントロールするというイカサマも不可能です。

ルーレットのボールというのは、「デルリン」と呼ばれる樹脂で作られています。樹脂が磁石にくっつくことはなので、磁石でボールをコントロールするのは物理的に不可能です。

もし、カジノで金属製のボールを使っているのを見かけたら、イカサマをしている可能性があるので、注意しましょう。

ポイント

  • どんなに腕の立つディーラーでもピンポイントで狙った数字にボールを落とすことはできない
  • ルーレットのボールは樹脂で作られているので磁石を使ったイカサマはできない
  • 2連続で同じ数字にボールが入る確率は0.073%(1/1369)

ルーレットに不正はあるの?

ルーレットのイカサマについて解説 イメージ2

ルーレットに不正はありません。ルーレットにはハウスエッジが組み込まれていて、そもそもカジノが利益を出せるようなルールになっているため、リスクを負ってまでイカサマや不正をする必要がないです。

冒頭で触れた通り、ルーレットというゲームは、カジノ側が儲かるようになっています。カジノ側とプレイヤー側が本当に対等に戦っていると勘違いしている人もいるかと思いますが、実はそうではないです。

オンラインカジノを含むカジノというのは、ハウスエッジと呼ばれる胴元の取り分が出るようにルールに予めハウスエッジを組み込んでいます。

どういうことかというと、そもそも元からカジノ側が有利なゲームということです。カジノとプレイヤーが同じような確率で勝つのであれば、カジノの利益が安定しないですよね。赤字の月もあれば黒字の月もあるということになってしまいます。

そこで、ハウスエッジというものが存在します。ルーレットのハウスエッジは約5.26%ほどに設定されていることが多く、プレイヤーが長期的にプレイし続けたら、賭けた累計額の94.74%ほどの金額に収束するようになっています。

長くプレイをすればするほど、この理論値に収束するようになっているため、丸一日を通してルーレットで遊んで、1000ドルを賭けた場合、帰る頃には、約950ドルほどの状態になっているということですね。

このハウスエッジが存在する限り、カジノ側がルーレットでイカサマをする意味がないということです。

改造ルーレットでイカサマするカジノはあるの?

過去に改造ルーレットを使用してイカサマをしていたカジノも存在しましたが、現在はほとんど

その際に使われていた手口を見ていきましょう。

メカニカルリギング

この手口は、ホイールの各ポケットに小さなピンのようなものを埋め込んでおき、テーブルの下でレバーを引っ張るとそのピンが数ミリほどせり上がりるので、ボールが引っかかり狙ったポケットにボールを落とすというものです。

かなり古典的な改造ルーレットですね。2023年現在も使っているカジノは、ほとんどないでしょう。

ボールトリッピング

ボールが軌道から外れるようにホイールヘッドを改造する手口です。

ボールが明らかに不自然な動きをするので、プレイヤーが比較的気付きやすいイカサマだと言われています。

ライブカジノのルーレットはイカサマなの?

ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりだと思いますが、ライブカジノのルーレットにイカサマはありません

オンラインカジノは、ライセンスというものが発給されて初めて合法的にギャンブルサイトを運営できます。イカサマの疑いがあるオンラインカジノは、このライセンスを剥奪されてしまったり、運営停止処分を受けてしまったりします。

オンラインカジノの月の売り上げは、数億円を超えることは珍しくないので、もし1ヶ月の運営停止処分を受けてしまったらその時点で数億円の損害が出るということです。

そこまでのリスクを負ってまで、ルーレットの数千円や数万円・多くて数十万円をイカサマで奪い取ろうとはしないでしょう。

ライブカジノの場合は、本物のディーラーがボールを投げているので、技術的な観点からもイカサマを行うことは、ほとんど不可能であり、ビデオルーレットの場合は、RNGという乱数生成器を用いて結果を打ち出さないといけない決まりになっています。

なので、完全にランダムで結果の数字が打ち出されます。

ルーレットは運とスキルのどっちが大事なの?

ルーレットは、運の要素が強いゲームだと言われていますが、スキルが全く要らないゲームとも言えないです。

ポーカーやブラックジャックは運だけでなくスキルも大切なゲームなので、ルーレットの方が気軽に楽しめますね。

ここからは、ルーレットにどういったスキルが必要か紹介していくので、見ていきましょう。

賭け方・ベッティングシステム

ルーレットには、無数の賭け方が存在します。

賭け方にも

  • どの数字に賭けるか
  • どういう賭け額で勝負するか

の2種類があります。

ルーレットは、36の数字+0の合計37個の数字に賭けられるゲームです。

そして、チップの置き方、要するに一点賭けするか赤黒どちらかに賭けるかなどですね。

この置き方によってハウスエッジが変わってくると言われています。数字の一点賭けのハウスエッジは、約2.7%で赤黒賭けのハウスエッジは、1.35%ほどと言われています。

この知識があるだけで、勝率が変わってきますね。

また、マーチンゲール法やココモ法といった賭け金を変えていくベッティングシステムと呼ばれる戦略も存在します。

こういった戦略を駆使して、勝率を安定させることが可能なので、スキルがあれば勝ちやすいというのは、あながち間違いというわけでもないですね。

タイムマネジメント能力

これは、単純にやめ時を理解している人の方が、勝率が高いということですね。

スキルというかは微妙ですが、負けを取り返そうと沼にハマってしまう人は、勝率が低いと言われています。

また、少額の勝ちに満足できないという人も危険ですね。

資金管理術

カジノ用語で軍資金のことをバンクロールと言います。このバンクロールを管理する能力がカジノに勝つためには非常に大事ですね。

損切り額を予め決めておくことやこれだけ勝ったらやめるなどの金額を決めておくことですね。

こういった上限金額を予め決めておくことで、かなり勝率を上げることができますね。

ルーレットのディーラーは狙った数字にボールを落とせるの?

ピンポイントで狙った数字にボールを落とすことはできません。ある程度のエリアを狙うことができるディーラーは稀にいます。

ルーレットは不正操作できるの?

改造ルーレットを使って不正にボールをコントロールすることは物理的には可能ですが、イカサマをしているカジノは限りなく0に近いです。

ルーレットテーブルにはセンサーがついてるの?

ルーレットのテーブルにはセンサーが付いているので、ボールの落ちた範囲をデータとして記録しています。