ブラックジャックで16はヒットした方がいいの?徹底解説【ベーシックストラテジー解説】

ブラックジャックプレイヤーの中には、手札が16(特にハード16)であるとき、ヒットすべきかスタンドすべきか疑問に思っている人も多いかと思います。

ブラックジャックにはヒットしてはいけない場面が多々あるため、判断に困ることも多いですよね。

特に最近オンラインカジノでブラックジャックを始めたばかりの初心者は、どう立ち回っていいか迷ってしまいますが、正しい戦略を知っていれば、確実に勝率を上げることができます。

結論からとなってしまいますが、ブラックジャックで16というハンドは、状況によって異なる立ち回りをします

ディーラーが7以上を持っていて、自分の手札が16という状況はブラックジャックの中でも最悪の状況だと言われています。

ブラックジャックのストラテジーチャートを見るとディーラーが7以上の場合は、16でヒットするかサレンダーすべきだと示されています。

ストラテジーチャートとは、以下の画像の表のことを指します。ブラックジャックのベーシックストラテジーとは数学的に考えた際に最も勝率の高いアクションを示してくれています。

16はヒットした方がいいの?

冒頭でも説明した通り、16でヒットした方かいいかどうかは、状況によって異なります。

ブラックジャックの基本戦略(ベーシックストラテジー)によれば、ディーラーが7〜10のアップカードを持っていれば、16でヒットした方がいいと言われています。絵札やエースに対してもヒットです。

特にディーラーが10を持っている場合、勝利するためには16よりも強いハンドを作る必要があります。なので、バーストする可能性もありますが、ヒットした方がいいでしょう。もちろん、中には、スタンドしてディーラーがバーストするのを待つ方がいいと考える人もいるかもしれません。

また、16ではディーラーのに勝てない可能性も高いですが、バーストしてしまったら、元も子もありません。

確率の観点から分析してみましょう。16でヒットした場合、約25%の確率で勝ち、約6%の確率で引き分け、約69%の確率で負けます。つまり、16でヒットした場合の純損失は、44%前後になります。

一方、16でスタンドした場合、約30%の確率で勝ち、0%の確率で引き分け、約70%の確率で負けとなります。純損失は約41%です。つまり、16でスタンドすれば、ヒットしたときと比べて、損失を2%ほど減らすことができます。

手札が16の時は自分が不利な状況にあり、負ける可能性が高いことを理解した上で、最善の判断していかなければなりませんが、ベーシックストラテジーに従うなら、ディーラーのアップカード7〜10に対してヒットするのがベストでしょう。

16はバーストする可能性が高く、弱い手札です。そのため、ほとんどのプレイヤーはバーストすることを怖がり、スタンドします。しかし、本当に上手いブラックジャックプレイヤーであれば、ピンチをチャンスに変えようとする傾向にあり、ベーシックストラテジーに従い16でヒットする人がほとんどです。

ベーシックストラテジーに従った立ち回り方こそ、現実的な稼げるブラックジャックの攻略法だと言われています。

16でバーストする確率はどれくらいなの?

16でバーストする確率は、ディーラーと同じです。ディーラーよりもバーストする確率が高ければ、スタンドしてディーラーがバーストするのを待った方がいいかもしれませんが、同じならスタンドする意味はあまりないです。

16というハンドは、中途半端で難しいので、ほとんどのプレイヤーが迷ってしまいます。そのため、16でバーストする確率を知りたいプレイヤーは多いかと思います。しかし、バーストの確率は、ゲームに参加しているプレイヤーの数で変わってくるので、明確な数値を出すことはできません。

中には、負けるのが怖くなって動揺し、ディーラーのアップカードを確認せずに、スタンドする人もいます。さらに、少しでも損失額を抑えるために、サレンダーを選択する人も一定数います。

最初に配られた2枚のカードが8のペアで手札が16になる場合、2つのハンドで負けるのを恐れて、スプリットしないプレイヤーもたまに見かけますね。

スプリットをすべきタイミングも初心者にとっては判断が難しいと言われています。

16というハンドはどうプレイすればいいの?

一部のプロプレイヤーによれば、16を持っている時、ディーラーのアップカードが2〜6の場合はスタンドし、ディーラーのアップカードが7〜10の場合はヒットした方がいいと言われています。

基本的に16は弱い手札であることは間違いないため、上記の立ち回り方を真似れば必ず勝てるというわけではありませんが、少なくとも最悪の結果は避けられるかと思います。

16という手札を持っている時は、ベーシックストラテジーのいう通りに立ち回ることをおすすめします。ベーシックストラテジーでは、弱いハンドで負けを避けることは、強いハンドで勝つことと同じくらい重要であると言われています。

ハンド16(7-9)をプレイする場合

ディーラーのアップカード8の時に9と7で16というハンドを引いたとします。ここでヒットすると、約70%の確率で負けてしまいます。勝率も30%と低いです。一方、ヒットせずにスタンドすると約73%の確率で負け、勝率は26%になります。

これらの数字からわかるように、ヒットした方が勝率が高くなります。ディーラーに勝つ確率は30%しかなく、負ける確率が70%と高いですが、それでも、スタンドした場合の26%に比べればマシです。

要するに、16でスタンドせずにヒットすることで、勝率を約4%上げることができるということです。ブラックジャックでは、わずか1%でも確率の違いによって勝敗が決まります。だからこそ、数%でも有利な立ち回りをするのが大事です。

3枚以上のカードでハンド16になった場合はどうするの?

ブラックジャックのベーシックストラテジーには、3枚以上のカードで16になった時にどうするかは特に明記されていないことがほとんどです。

筆者はスタンドすることをお勧めします。特にディーラーが10を持っていたら、スタンドした方がいいです。

先ほども言いましたが、16はブラックジャックで最悪のハンドであり、不利な状況ということには変わりありません。しかし、本記事で紹介した戦略に従うことで、負けを減らし、勝ちを増やすことはできると思います。

ディーラーのアップカードが3の時は12でヒットした方がいいの?

ディーラーのアップカード3に対して12でヒットすると、ハンドの合計が21点を超え、バーストしてしまう可能性があるのでスタンドする人が結構います。ディーラーのアップカードが4の場合にもスタンドするのがいいと言われています

しかし、プロプレイヤーの多くは、ディーラーがローカードを持っている場合、自分のハンドがバーストするリスクがあっても、ヒットした方がいいと主張しています。

ディーラーのアップカードが3の時に12でヒットした方がいいかどうかは、プレイヤー次第だと思います。

3に対して12でスタンドするメリットは、バーストするのを避けられるという点です。

そして、3に対して12でヒットするメリットは、テンカード以外のカードを引ければ、状況を好転させられる可能性があるという点です。

ヒットして、5〜9という5枚のカードを引けば、ハンドの合計が16~21になり、マシなハンドが作れます。つまり、より有利な状況になることも考えられます。

また、ディーラーがバーストする確率は、思っているほど高くないです。ディーラーのアップカードが3の場合、約37%の確率でバーストします。アップカードが4の場合は40%、5や6の場合は約42%の確率でバーストします。

以上の理由から、ディーラーのアップカード3に対して、12でヒットした方がいいでしょう。

ちなみに、ブラックジャックのベーシックストラテジーによれば、3に対して12でヒットする方が少し有利になるとされています。どんなに弱い手札であっても、勝つ望みはあるので希望を捨てないで、最善の立ち回りを心がけましょう!