ブラックジャックはスキルゲームと運のゲームどちらなのかを徹底考察!

結論から言うと、プレイヤーの腕次第で勝率が変わるブラックジャックはスキルゲームです。ただ、運の要素も少なからずあるゲームでもあります。ただし、ブラックジャックゲームの種類によって、スキルと運のどちらが大事かは異なります。

スロットビンゴといった完全に運任せのゲームとは異なり、ブラックジャックはスキルの要素がかなり大きいです。

プロのブラックジャックプレイヤーは、「計算力」や「情報を整理する力」はもちろんのこと、戦略や様々な賭け方を駆使しながら、正しい判断をする能力が求められます。プレイ中は、ディーラーの手札を注意深く観察し、次の一手を考えなくてはいけません。そのため、ブラックジャックで勝つための効果的なテクニックの1つであるカードカウティングを使えるようになることをおすすめします。

ブラックジャックの勝敗を左右するポイントは、ランドカジノとオンラインカジノで異なります。

例えば、オンラインカジノカジノのビデオブラックジャックでは、コンピュータによってカードがシャッフルされ、プレイヤーとディーラーに配られるため、運の要素がより強くなります。なので、「ブラックジャックはスキルゲームか運のゲームなのか」という点に関しては、ゲームの種類により異なるため、どちらとも言えません。

ブラックジャックがスキルゲームである理由

ブラックジャックは、手札の合計が21に近いハンドを作った方が勝ちという、プレイヤーとディーラーが対戦するカードゲームです。

まず、ディーラーによってカードがランダムに配られ、プレイヤーは状況に応じて4つの異なるアクションから選択し、手札の合計をできる限り21に近づけていきます。結果次第ではかなりの額の配当を手にすることができます。

カードカウンティングは、ブラックジャックゲームで使用できる効果的なテクニックです。カードカウンティングを使って、超高配当を獲得したプレイヤーの話はよく聞きます。

カードカウンティングとは

カードカウンティングとは、ブラックジャックにおける最も効果的かつ勝率を上げられるテクニックの1つです。

テーブル上に配られた全てのカードを目視し頭の中で数え、シューに残っているカードを特定する戦略です。

カードカウンティングの精度が上げられたら、かなり勝率を上げられる最強の戦略と名高いテクニックです。

マーチンゲール法やパーレー法といった誰でもできる戦略というわけではなく、ある程度の練習時間を要するテクニックのため、その効果は凄まじく、カジノ側もカウンティングによる損失を抑えるために対策している場合があります。

ゲーミング規制法において、カードカウンティングを禁止している規制当局もあります。例えば、ネバダ州のゲーミング規制法では、カードカウンティングを違法行為とみなしており、1万ドル以下の罰金または6年以下の懲役が科せられ、犯罪歴に重罪という記録が残ることになります。

カードカウンティングのやり方 

繰り返しとなりますが、カードカウンティングは、最も効果的なブラックジャック戦略の一つです。ここからは、プロのカードカウンターになりたいという方に向けて、カードの数え方を簡単に紹介していきます!

<ステップ1>3つのグループにカードを分類する

カウンティングを行う際、まずは、以下の3つのグループにカードを分類していきます。

プレイヤーに有利なカード

エース、10、J、Q、Kという21に近いハイカードは、プレイヤーに有利なカードです。

プレイヤーに不利なカード

2〜6のローカードは、プレイヤーに不利なカードです。なぜ不利になるかというと、手札の合計値が最大10数程度にしかならないからです。

例えば、6を持っていて、次のラウンドで10を引いたとしても、合計値は16にしかなりません。したがって、ローカードでは負ける可能性が高いので、このような手札を持っている場合は賭け金を低くします。

ニュートラルカード

7〜9のカードは、手札の合計にはほとんど影響しないので、プロのカードカウンターはニュートラルカードとみなします。不利な結果となる可能性は低く、少し余裕を持ってプレイを進めることができます。

<ステップ2>各グループにカウント値を割り当てる

グループ分けができたら、それぞれのカウント値を足し引きしていきます。

  • プレイヤーに有利なカード :「−1」とカウントする
  • プレイヤーに不利なカード :「+1」とカウントする
  • ニュートラルカード:「0」とカウントする

ちなみに、52枚のカードのカウントをすべて足すと、合計値は0になります。

<ステップ3>0からカウントを始める

最初のカードが配られた後、0からカウントを始めていきます。さらに、各ラウンドで配られたカードの数字に応じて、カウント値を足したり引いたりします。

ここで必ず覚えておいてほしいのは、各ラウンドの後のカウント値によって、次のラウンドでとるべきアクションが決まるということです。例えば、カウント値がマイナスになると、デッキに残っている有利なカードは少ないということなので、負ける可能性が高いです。

ベーシックストラテジー -ブラックジャックの攻略法-

カードカウンティングを上手に使えるようになったら、次は、ブラックジャックのベーシックストラテジー(基本戦略)をマスターしましょう!

ベーシックストラテジーは、あらゆる状況においてとるべき正しいアクションを教えてくれます。以下では、アクション別にいくつかの戦略を挙げていきます。

ダブルダウン

  • ディーラーのアップカードが6または5の場合、ハンド2〜7でダブルダウンする。
  • ディーラーのアップカードがエースの場合、ハンド11でダブルダウンする。
  • ディーラーのアップカードが5または6の場合、ハンド8でダブルダウンする。

ヒット

  • ディーラーのアップカードが9、10、エースの場合、ソフト18(A-7)でヒットする。
  • ディーラーのアップカードが2または3の場合、ハード12でヒットする。

スプリット

  • 8のペアまたはエースのペアを持っている場合、常にスプリットする。
  • 5のペアを持っている場合、絶対にスプリットしてはいけない。なぜなら、もう一枚のカードを引いたとしても、バーストする可能性はないから。
  • 10のペアを持っている場合、絶対にスプリットしてはいけない。なぜなら、手札の合計値が20点の場合、10点の手札が2枚ある場合に比べて、勝率が高くなるから。

スタンド

  • ディーラーのアップカードが7の場合、9のペアでスタンドする。なぜなら、デッキに10点とカウントするカードが残っている確率は、他のカードの4倍であるから。ディーラーが10を引いたとしても、18のほうが21に近いため、勝つことができる。
  • ディーラーのアップカードが10の場合、ハード16でスタンドする。ただし、これは(7-5-4)のように、複数のカードでできたハード16のみに限る。

サレンダー

  • ディーラーのアップカードが9、10、エースの場合、ハンド15または16でサレンダーする。これはかなり不利な状況であるため、サレンダーすることで次のラウンドでの損失を最小限に抑えるのが望ましい。

以上が、ベーシックストラテジーのいくつかの例です。ただし、上記の戦略は、ブラックジャックで勝つチャンスを高めるためのアドバイスに過ぎません。これらの戦略を使うべきかどうかは、どのブラックジャックの種類をプレイしているかによって異なります。そのため、ブラックジャックのルールを十分に理解した上で、ベーシックストラテジーを用いるようにしましょう。

さて、ここまで見てきた通り、ブラックジャックはスキルゲームであるといえます。ブラックジャックで勝ちたいのであれば、高い計算力と鋭い観察力が必要ですし、カジノのセキュリティスタッフに気づかれないように慎重に行動できる力も必要です。

ブラックジャックの運要素について

ブラックジャックは、スキルが求められる一方、運要素もあるゲームです。この意見を否定する人は多いですが、ブラックジャックが運のゲームであるといえる理由は確かにあります。

AIによる結果の打ち出し

オンラインカジノでは、独自に開発したソフトウェアを使用して、ブラックジャックなどのカジノゲームのシミュレーションを採用しています。この場合、人工知能(AI)がディーラーのアクションをコントロールするため、各ゲームの結果は完全にランダムであり、純粋に運のみに左右されます。

また、人工知能に加えて、規制当局がソフトウェアベンダーを厳しくチェックしているため、ゲームのランダム性と公平性が保証されています。

なお、これはオンラインカジノのみならず、ランドカジノにも当てはまります。

カジノ側のルール整備

規制当局は、現行の運営ガイドラインの範囲内であれば、カジノオペレーターがゲームルールを変更することを認めています。例えば、ディーラーが2つ以上のデッキを使用するブラックジャックゲームを提供しているカジノは多いです。デッキ数が増えるごとに、カウントするカードの枚数が増えるため、カードカウンティングはより難しくなります。

以上の理由から、ブラックジャックは、スキルゲームであると同時に、運のゲームであるともいえるのです。