ダブルデッキ・ブラックジャックので勝つための条件は、ハンドの合計が21を超得ないようにディーラーよりもできるだけ21に近いハンドを作ることです。
ブラックジャック(21点ぴったりのハンド)を作ることができた場合、2対1の配当が獲得できます。ただし、ヒットで追加のカードを引いた結果、合計が21以上になってしまったら、バーストとなり負けとなります。
プレイヤーとディーラーの合計が同じだった場合は、結果はプッシュ(引き分け)となり、賭けた金額が戻ってきます。
ブラッックジャックのカードの数え方は以下の通りです。
カードの数え方
- エース(A)→1または11とカウント
- 10と絵札(J、Q、K)→10とカウント
- それ以外のカード→数字通りのカウント
(例)5→5としてカウント
ダブルデッキブラックジャックで勝つコツ
ダブルデッキ・ブラックジャックで勝つには、以下の4つのポイントを押さえるようにしましょう。
(1) ベーシックストラテジーを使う
ブラックジャックゲームは、常に自分が有利な状況に置かれているかどうか。勝率が高いかどうか。この2点を予測しなければなりません。
前述したように、2~9のカードはカードに書いてある通りの数字でカウントしますが、10と絵札(J、Q、K)は10、エース(A)は点か11とカウントします。
ダブルデッキブラックジャックで勝つためには、ベーシックストラテジーチャートを使うのがおすすめです。
ベーシックストラテジーチャートとは、ブラックジャックの定石がまとめられている、表のことを指します。
ストラテジーチャートには、複数種類あり、勝負するブラックジャックのルールによって使用するストラテジーチャートは異なります。
ディーラーがソフト17でスタンドする場合
ディーラーがソフト17を持っているということは、つまり、エースと6のカードを持っているということです。この場合、ディーラーはスタンドしなければなりません。ダブルデッキブラックジャックでは基本的に手札が17以上であれば、ディーラーはスタンドすると決まっています。

- H – ヒット
- S – スタンド
- Dh – できればダブルダウン、できなければヒット
- Ds – できればダブルダウン、できなければスタンド
- P – スプリット
- Ph – スプリット後のダブルダウンができればスプリット、できなければヒット
- Rh – できればサレンダー、できなければヒット
- Rs – できればサレンダー、できなければスタンド
ディーラーがソフト17でヒットする場合
ディーラーがエースと6のソフト17を持っている時に限りヒットするというルールのブラックジャックゲームも存在します。
17というハンドは高い方に分類される手札なので、2~4のカードはいずれもディーラーに有利です。例えば、ディーラーがエースと6を持っていて、2、3、4のカードを引いたとすると、エースを「11」として計算すれば、点数はそれぞれ(A-6-2)= 19、(A-6-3)= 20、(A-6-4)= 21、と強いハンドになります。
一方、ディーラーがもう1枚エースを引いた場合、そのエースを「1点」として計算すれば、(A-5-A) = 17 となります。
他の17の手札はいずれもハード17なのでディーラーはスタンドします。例えば、10-7、J-7、Q-7、K-7などのハンドの場合は、エースが含まれていないハードハンドのため、スタンドするルールになっています。
また、17以上の手札であれば、ディーラーはスタンドします。

上の2つの表からわかるように、すべてのアルファベット表示は、Rpを除いて、すべて同じです。Rpは、可能であればサレンダー、可能でなければスプリットするという意味です。
(2) 5のペアと10のペアはスプリットしない
5のペアは、合計が10となるので、スプリットせずにペアで勝負するようにしましょう。ヒットでテンカードが引ける可能性が高く、合計が20となりかなり有利な状況になります。

(3) インシュランスベットをしない
インシュランスベットとは、ディーラーがナチュラルブラックジャックを引くことに賭け金の半額を賭けることです。ナチュラルブラックジャックは、そんなにポンポン引けるハンドではないため、インシュランスベットに賭けても期待値は低いといわれています。
インシュランスに賭けても配当がもらえないことが多いので、徐々に軍資金が底をついていってしまいます。
そのため、おすすめはできない賭け方ですね。

(4) ロイヤリティプログラム・VIPプログラムを活用する
オンラインカジノでもランドカジノでも、ユーザーの賭け額やメンバーになった期間の長さに応じて、ボーナス等の特典を配布しています。こういったプログラムがあれば必ず申請し、特典を受け取りましょう。
ダブルデッキブラックジャックでカードカウンティングはできる?
ダブルデッキブラックジャックでカウンティングはできますが、ある程度の練習量が必要となります。ダブルデッキブラックジャックでカウンティングのやり方をステップごとに紹介するので、挑戦してみたい人はぜひ参考にしてみてください。
ステップ1 3つのグループに分けてカードをカウントする
最も一般的なカウンティング方法は、「ハイローシステム」です。ハイローシステムでは、以下のようにカードをカウントしていきます。
ハイローシステムの数え方
- 10、絵札 (J、Q、K)、エース(A)は、-1としてカウント
- 2~6は、 +1としてカウント
- 7 ~9 は、0としてカウント
ステップ2 ランニングカウントを計算する
カードが配られたら、ディーラーが次にカードをシャッフルするまで、すべてのカードのカウントを足し引きします。こうすることで、ランニングカウントを知ることができます。
ステップ3 トゥルーカウントを計算する
トゥルーカウントは、その時のランニングカウントを残りのデッキ数で割ることで計算できます。
例えば、1デッキ残っていて、ランニングカウントが5の場合、トゥルーカウントは5(5÷1)となります。つまり、残り52枚のカードの中にテンカードとエースが5枚ということですね。プレイヤーは、この情報をもとに状況に応じた適切な判断をしていく必要があります。
また、5デッキ残っていて、ランニングカウントが10の場合、トゥルーカウントは2(10÷5)となります。
ステップ4 トゥルーカウントが上下する時に賭け金を変える
自分に有利なタイミングを知るためには、ランニングカウントとトゥルーカウントは、必要不可欠な情報です。プレイヤーに有利な状況とは、トゥルーカウントが上がった時です。カウントが上がった時に賭け額を上げ高額配当を狙うようにしましょう。
カウントがプラスの時は大きく賭け、カウントがマイナスの時や中途半端な時は小さく賭けるのがおすすめですね。
ダブルデッキブラックジャックは勝てるゲームなの?
ダブルデッキブラックジャックは勝てるゲームだと言われています。ただ、必ず勝てるゲームではなく、勝つためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
特に鍵となるのはペネトレーションです。ダブルデッキのブラックジャックでは計104枚のカードを使うので、ペネトレーションがゲームの勝敗において大きな影響を与えます。
ペネトレーションとは
ペネトレーションとは、「デッキペネトレーション」とも呼ばれており、デッキをシャッフルするもしくは新しいシューを使うまでの長さのことを指すブラックジャック用語です。
少し分かりづらいかと思うので具体的な数字を使った例を見てみましょう。
(例)ペネトレーション70% → デッキの70%が配られたタイミングで全てのカードをシャッフルし、ゲームを仕切り直す。
カードカウンティングする上でペネトレーションという概念がかなり重要になってきます。
というのもペネトレーションが低いと頻繁にカードがシャッフルされてしまい、せっかく数えた数字がリセットされてしまうからです。
ダブルデッキのブラックジャックでは、65%のペネトレーションは許容範囲、75%は良い、80%以上は非常に良いと言われています。
シングルデッキとダブルデッキはどっちがいいの?
シングルデッキブラックジャックの長所の一つは、ハウスエッジが低いという点です。シングルデッキのハウスエッジはわずか0.15%で、カジノとほぼ互角の勝負ができるので、勝率は比較的高いです。ハウスエッジの低さによる恩恵を受けるためには、ブラックジャックのベーシックストラテジーを使う必要があるので、ベーシックストラテジーが使えない人は、覚えておくようにしましょう。
シングルデッキブラックジャックのもう一つの長所は、カードカウンティングができるという点です。最近のブラックジャックでは、6デッキや8デッキを使用するのが一般的になってきているため、カウンティングに労力と時間がかかってしまいます。一方で1デッキのみを使用するシングルデッキブラックジャックであれば、短時間でカードカウンティングの効果を発揮できます。カードカウンティングをするのが前提の場合、ダブルデッキよりもシングルデッキブラックジャックの方がいいゲームと言えるでしょう。
ブラックジャックの「ダブルダウン」ってなに?
ダブルダウンとは、ブラックジャックの基本アクションの一つで、ダブルダウンが勝負の鍵を握る場面も多々あります。

ダブルダウンを正しいタイミングで行えば、ディーラーの手札に勝つ確率が上がり、安定してプラス収支に持っていくことができます。