【ブラックジャック解説】ディーラーのアップカードが4の時に4のペアをスプリットすべき?

はじめに結論をいうと、ブラックジャックのディーラーが持っているアップカードが4である場合、4のペアをスプリットすべきです。

ブラックジャックのスプリットとは、最初に配られた2枚のカードが同じ数字だった場合、それらを2組に分けるオプションを指します。

シングルデッキのブラックジャックでディーラーのアップカードが4の時4のペアをスプリットすした方がいいの?

4のペアをスプリットすべきかどうかは、ペアをスプリットした後のダブリングルール(DAS)の有無によるので、一概には決められません。このルールが導入されているカジノゲームは、ほとんどの場合、オンラインで見つけることができます。

一般的にいえば、ペアをスプリットした後にダブルダウンできる場合、つまり、DASルールのあるブラックジャックカードゲームをプレイしている場合、ディーラーが4、5、6を示したら、4のペアはスプリットすべきだと言われています。

スプリット後にエースまたは5〜7の手が出た場合、ディーラーの点数が下がるか、バストアウトする可能性が高いので、ダブルダウンするには良い状況なのです。

一方、ペアをスプリットした後にダブルダウンできない場合は、別の方法を取りましょう。具体的には、ディーラー側のカードが2、3、4の場合に限り、4のペアをスプリットするのがおすすめ。

それ以外の場合は、ディーラーのアップカードが5以上であれば、逆に4のペアをヒットすることを検討しましょう。ブラックジャックのベーシックストラテジーで考えると、4から始まるカードよりも、8から始まるカードの方がはるかに優れているからです。

マルチデッキのブラックジャックでは、ディーラーのアップカードが4のとき、4のペアをスプリットすべき?

前述したように、ブラックジャックゲームをプレイしていて、ディーラー側のカードが4を示した場合、4のペアをスプリットしてもよく、ペアをスプリットした後にダブルダウンすることが可能です。

ただし、この戦略は、シングルデッキのブラックジャックをプレイしている時のみ有効です。マルチデッキシューを使うゲームでは、あまり良くない戦略であり、カジノがペアをスプリット後のダブルダウンを許しているかどうか(DAS)(NDAS)も関係ありません。

マルチデッキのゲームでは、ディーラーのカード4に対して4のペアをヒットした場合、100ドル賭けるごとに1ドル程度の利益率が期待できます。一方、ディーラーのカード4に対して4のペアのスプリットすれば、そのハンドに200ドル賭けるごとに、1ドル程度の損失が発生してしまいます。

この場合、スプリットして少額を失うよりも、マルチデッキのブラックジャックでヒットして少額の利益を得る方が明らかに良いですよね。なぜなら、その方がより多くのお金を獲得することができ、ディーラーがソフト17でスタンドしてもヒットしても有効だからです。

ここで結論を出すと、マルチデッキのブラックジャックにおいて、4のペアに対してDASルールが使えるなら、ディーラーのカード5または6に対して、4のペアのスプリットを選択しましょう。

そうでない場合は、8を追加します。また、シングルデッキのブラックジャックにおいて、ハウスルールがペアをスプリットした後のダブルダウンを許可している場合、ディーラーのカード4、5、または6に対して、4のペアをスプリットしましょう。

ディーラーのアップカードが5のとき、9のペアをスプリットすべき?

はい、ディーラーのアップカードが5である場合、9のペアをスプリットするのがベストでしょう。ブラックジャックのベーシックストラテジーでは、ディーラーのアップカードが7以外の数字である場合、9のペアをスプリットするのを検討することが推奨されています。

たとえディーラーが10のハンドを持っていなくても、5〜9のハンド(別名:スティフハンド)を持っている可能性がかなり高いです。これらのハンドはバストする可能性が高いので、ディーラーの5に対して9のペアをスプリットするのは良い戦略といえます。

4のペアはスプリットすべき?

ペアをスプリットした後にダブルダウンすることが許されている場合、ディーラーの2、3、4に対してのみ、4のペアをスプリットすべきでしょう。一方、アップカードが5以上の時は、4のペアでヒットすべきです。

ただし、カードカウンティングなど、プレイを有利に働かせようとするトリックを使う場合は、戦略を変えることも考えられます。

ディーラーのアップカードが6のとき、9のペアをスプリットすべき?

はい、アップカードが6の時、9のペアをスプリットすべきです。ディーラーが7以外の数字のカードを持っている場合、9のペアをスプリットしましょう。この戦略はシングルデッキのゲームにおいて最も効果を発揮しますが、ダブルデッキやマルチデッキでも結果を出すことは可能です。

ディーラーのアップカードが5のとき、7のペアをスプリットすべき?

7のペアを持っている場合、エースをスプリットするのと同じように、スプリットをすることを検討しましょう。というのも、7のペアをスプリットしてそれぞれ勝ち札を作れる確率は、ディーラーのアップカード5に対して14のハンドで対戦して勝つよりも高いからです。